帰り道は雨が降る

大槌町城山のてっぺんから
町がなくなったことを痛感しました。

海に沈んだガードレールと
瓦礫と呼ばれてしまった
誰かの大切なもの

徐々に建物は解体されていきます。
残った、役場とカネマンの建物

大槌の秘境。海に滝が落ち、澄んだ海

辰にぃたちがつけて下さった仮設小学校、中学校のイルミネーション

瓦礫で作った cafe & bar 「Ape」のノリシゲさん

(全て2012年11月に撮影)

大槌・三陸から帰る時は
なぜか雨がふってたりします。

濃密な4日間でした。

たくさんの人に会えて
たくさん話をして

みんな「今」を精一杯「生きて」いて
その熱気に押されるように
僕も熱い想いを伝えました

それと共に
精一杯が疲れに見える時があります

僕に出来ることは
本当に小さなことですが
それでも、また来月会いにきます。

僕がこうして大槌に
ずっと会いにくる原点があります。

「来てくれるだけで、
生きる力、もらってるっすよ」

今年1月、冬の復興食堂で、
大槌町赤浜の漁師であり
大槌の兄と慕う
「阿部力」さんに言われた言葉です。

今もずっとその言葉が胸に残ってます。

最後に大槌の兄に会えました。

ありがとう大槌。

また近々。

可児波起@STAND WAVE

ネイチャーヒップホップグループ「STAND WAVE」のリーダー。メジャーアーティスト。ラップ、歌い手、作詞家、作曲家、編曲家。「JASRAC」に登録。25年のキャリアを持ち「ネイチャーヒップホップ」のジャンルを確立。『生きる』や『大自然』をテーマに曲を作り上げてる。ラップや歌のほか、作詞・作曲家として多くのアーティストに楽曲提供。心に響くメッセージを歌詞に込めている

Share
Published by
可児波起@STAND WAVE
Tags: