9月下旬に、
宮城県と岩手県に
2泊3日で行ってきました。
津波の被害の大きかった所を見てきました。
震災から半年、
避難所は閉鎖されはじめ、
仮設住宅で生活を始められている中で、
メディアでも、
「原発・放射能」の話はあっても、
「震災・復興」の話を聞く機会が凄く減ってきたように思います。
今、どうなっているのか。
現地に行きました。
正直、復興とは、とてもほど遠い、
まだまだ、何も片づいていないほどの場所がほとんどで、
特に、岩手県の陸前高田市は、
町ごと草原になってしまい、
あまりの壮絶な光景に言葉を失いました。
2泊したペンションと旅館は、
いずれも、被災された方の避難所となっていた場所で、
僕らが訪れたときに、
ちょうど最後の方が仮設住宅に移られる日でした。
チェックアウトの際に、
そっとSTAND WAVEのCDを差し出しました。
STAND WAVEは、
「音楽で何ができるのだろう」
と自問自答してきましたが、
劇的に何か大きな変化を起こすことは出来なくても、
人々の心に寄り添えるのではないか、
と想い、
「復興希望ソング」
と名付けて
曲を作っています。
第1弾として
「幸せの歌」
を作りました。
そして、その第2弾として
「希望がある」
という曲が生まれました。
その2曲が入ったCDを、
ペンションと旅館の方に手渡し、
プロモーションビデオを見てもらいました。
うっすらと涙を流しながら教えてくれました。
「もう、みんな疲れ切ってるんだよ」
被災された方も、それを受け入れる方も、
それを支える方も、遠くから想い続ける方も、
震災から半年たち、
気持ちがとても疲れてしまっています。
僕は「幸せの歌プロジェクト」の話をしました。
今回の震災で被災し、ベルマーク財団によって被災校と認定された
小学校・中学校全てに、
STAND WAVEのCDをお送りします。
いきなり、訪れて「ライブをやらせて欲しい」というのは、
相手の負担にもなるので、
そっとCDをお送りさせて頂きます。
そして、聞いて頂いて、興味を持って頂けたら、
そこからつながりが生まれるのでは、
と思っています。
そして、
子どもたちに
「幸せの歌」
を歌ってもらえたら、と思っています。
子どもたちの歌声は、
力をくれます。
その話を、させてもらったら、
とても共感して下さり、
「僕らはもう疲れ切っているから、
こうして、外の方が来てくれて、
みんなの心を持ち上げて欲しい」
とおっしゃってくださり、すぐに石巻市役所に電話をし、
私たちを紹介して下さいました。
「忘れないこと」
復興には何年もかかると思います。
なので、一時的な支援ではなく、
継続していくこと、
「忘れないこと」
がとても大切だと思っています。
月に1度ほど、東北を訪ねようと思っています。
今、強い使命感を感じています。
ぜひ応援して下さると嬉しいです。