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「幸せの歌 プロジェクト」ご報告 その1

ボランティア活動のカテゴリー画像-STAND WAVE web site:@可児波起 - ラッパー - 歌い手 - 作詞家 - 作曲家の背景画像 ボランティア活動
著者紹介:
可児波起@STAND WAVE

ネイチャーヒップホップグループ「STAND WAVE」のリーダー。メジャーアーティスト。ラップ、歌い手、作詞家、作曲家、編曲家。「JASRAC」に登録。25年のキャリアを持ち「ネイチャーヒップホップ」のジャンルを確立。『生きる』や『大自然』をテーマに曲を作り上げてる。ラップや歌のほか、作詞・作曲家として多くのアーティストに楽曲提供。心に響くメッセージを歌詞に込めている

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「幸せの歌 プロジェクト」お送りセットです。
CD、ポストカード、お手紙、僕の自己紹介と歌詞カードを
クリアファイルに入れて、うぐいす色の封筒でお送りしています。

※沢山書きました。長いです。でも、読んで頂けると嬉しいです。

さて、
僕は、「東日本大震災」において、
何が出来るのかを、問い続けてきました。

そして、
沢山の悲しみや困難を体験した子どもたちに、
STAND WAVEの歌を届けたい、と想い、
「幸せ」「希望」「ふるさと」をテーマにした3曲を作り、
「東日本大震災復興希望ソング集」として、
今回の震災で被災された
小学校・中学校:207校
高校・特別支援学校:247校に
上の写真の
「幸せの歌 プロジェクト」お送りセット
をお送りしています。

それで、
今、どういった状況かを、まずはご報告しようと思いまして。

まず、
今回、被災された学校をを決めるときに、
自分たちの思い入れだけで決めたくない、
という想いがありました。

なにをもって「被災」とするのか。

なので、学校を支援をしているベルマーク財団が
「被災認定校」
とした、小学校・中学校に、まずお送りすることにしました。
そして、
高校・特別支援学校は、
その小中学校がある市町村にある学校全て、
としました。

可能な限り、公平に、根拠を持って、
というのが活動の原点にあります。

しかし、調べていくと、
おそくらく、今回のベルマーク財団の被災認定校の資料が届かなかった学校もあり、
学校自体が津波の被害でなくなってしまったのにも関わらず、
リストにのっていない学校も沢山ありました。
それらを全て、僕らで調べることが出来ないのですが、
お教え下されば、すぐにお送りします。

そして、
その、454校にお送りする際に、
難しい事があります。
それは、
「住所」です。

被災認定校というのは、今回の震災で甚大な被害を受けた学校なので、
津波で学校ごと流され、
現在は、他の学校の校庭に仮設校舎を建てていたり、
放射能の影響で警戒区域内の学校は、
学校自体が散り散りになっています。

ですので、
全ての学校が現在どうなって、
どこで授業をしているのか調べる必要がありました。

インターネットを使って調べているのですが、
学校自体のホームページが、震災前で更新が止まってしまっていたりして、
分からなかったので、とりあえず、そこの住所にお送りすると、
「転居先不明」
として戻ってきてしまうことも多々ありました。

なので、
その学校にボランティアに行かれた方のブログを読んだりしながら、
1校1校、慎重に情報を集めました。

なんとか、全ての学校の住所を調べました。

そして、宛名書きなのですが、
「手書き」
で書こう、と決めました。

ただ、僕は字がへたくそです。
もっと練習しておけば良かった、と後悔するくらい
ゲジゲジな字なんです。

だから、パソコンでラベルを作って貼ろうかと思ったのですが、
でも、
1校1校手書きをすることによって、
何か気持ちも届けられるのではないかと思い、
手書きにしました。

そして、30枚くらい書けると、
近所のクロネコヤマトに行って、発送します。

あんまりにも頻繁に、
僕らが大量のメール便を出すので、
受付の方と顔見知りになりました。

それで、
「これって、もしかして被災地の学校に送っているのですか?」
と聞かれたことがありまして、
「そうなんです」
と、答えると、
「全て手書きで凄いですね。きっとその想い、届くと思います」
と言ってもらえました。
とても嬉しい交流です。

それで、
まだ、現在は全ての学校のお送り出来ていないんです。

350校ぐらいは書かせて頂いたのですが、
その間に、現地に行ったり、
eco japan cupの最終審査会があったりで、
なかなか進まなかったことがありまして。

この年末年始に時間が取れるので、
そこで全てお届けできると思います。

届いていない学校の方々、
もう少し、お待ち下さい。

さて、
こうして、順番にお送りしているのですが、
沢山、お手紙やメールを頂いています。

ただ、
ここで、大前提をお話しさせて下さい。

お返事やお手紙、メールを頂けることはとても嬉しいです。

でも、
お送りした学校は、どの学校もとても困難な状況にあり、
とてもお返事を書ける状況にない場合が多くあると思います。

また、
僕がお送りしているのは音楽であり、
音楽には、当然、好き嫌いがあります。
だから、
興味を持って頂けないことも充分にあります。

なので、
今回のブログでは、
頂いたお返事のいくつかをご紹介しようと思うのですが、
ご紹介することによって、
お返事を書いていない学校の方などに、
不快な想いをさせてしまわないかと、心配しています。

「幸せの歌プロジェクト」は、
あくまでも、僕の個人的な、勝手な活動です。
お返事や御礼をいただきたいためにやっているのではありません。
ただ、自分たちが届けたい、
という、ある意味「自分勝手」なプロジェクトです。

ですので、
ぜひ、この大前提をご理解下さればと思います。

では、
頂いたお返事から、
いくつかご紹介させて頂きます。
そこには、現地の真実があり、
子どもたちの本音があります。

ぜひ、何か感じ取って頂ければと思います。

「はじめまして。私は宮城県の高校1年生です(^ω^)
今日学校の音楽の授業でSTANDWAVEさんの曲を聴きました。
震災でみんな大変な思いをずっとしてきました。
そして今日「幸せの歌」を聴いてとても歌詞に感動しました。
この歌を聴いて私はこれから今までの悲しみの分
もっと幸せなことが待っているんじゃないかと感じることができました。
STANDWAVEさんの曲を聴き、
私だけでなく被災地のみんながきっと勇気づけられると思いました!
これからも頑張ってくださいね。」

「かにさんへ
かにさん、CDをくれてありがとうございます。
CDを聞いたら元気がわいてきました。
3月11日金曜日からでたじしんはとてもこわかったです。
でもそんなわたしたちのために
歌を作ってくれてとてもうれしいです。
それで、わたしも早くじしんがおさまるといいなあと思いました。
ありがとうございました」(茨城県の小学校3年生)

「かにさんへ
CDありがとうございました。
とてもいい曲でびっくりしました。
きれいな声でときどきラップもはいっていて、
きいていてとても楽しかったです。
3曲全部がいい歌でもっときいていたくなりました。
CD本当にうれしかったです。
ありがとうございました」(茨城県の小学校4年生)

「過日は、「東日本大震災 復興希望ソング集」のCDをお送りいただき
ありがとうございました。
本校は、住宅街が津波で壊滅し、生徒、保護者、その家族、地区民の
多くの命を失いました。(中略)
いただいたCDは、送付いただいた趣旨に則り、
お昼の放送等で流して、全校生徒に聞かせたいと思います。(中略)
まだまだ、震災の被害の爪痕から脱却はできませんが、
子どもたちは、現実は現実としてしっかり認識し、その上に立って
復興に向けて力強く歩んでいます。
音楽は、人の心を和ませたり、勇気付けたりしてくれます。
今後とも、音楽を通して人の心に寄り添う活動を
続けられることをお願いして御礼とします」(福島県の中学校の校長先生)

「このたびは「幸せ」「希望」「故郷」をテーマにした「東日本大震災復興希望ソング集」
のCDをいただき、誠にありがとうございました。
被災地のことを「忘れないこと」「想い続けていること」が伝わる歌詞と
ご夫婦の優しい歌声に励まされ、心がいやされました。
震災を風化させず、応援し続けていただけていることを
とてもうれしく思います。(中略)」(宮城県の中学校の校長先生)

「過日は歌のCDをお送りいただき感謝申し上げます。
早速聴かせていただきました。
優しい歌声の曲に込められている「幸せ」「希望」「故郷」を
感じ取ることができました。
子どもたちや職員には昼の時間の全校放送で何度か聴かせたいと考えております。
大震災により改めて人と人とのつながりの大切さを考えさせられました。
遠くの地からも応援していただいていることを感じながら
一歩ずつ前進していきたいものだと思っています。(中略)」
(宮城県の小学校の校長先生)

「早いもので、3月11日の東日本大震災津波災害から8ヶ月余りが経ちました。
被災した校舎・校地も、多くの方のご尽力によって環境が改善され、
普通の教育活動ができるようになってきています。
この度は、心をこめて作り、歌ってくださった歌のCDを
寄贈いただきまして、誠にありがとうございます。
子どもたちは、皆様をはじめ全国の方々が心を寄せて下さることに
勇気付けられ、感謝の気持ちを持って、
前向きに一生懸命学校生活を過ごしております。
お寄せいただきましたご厚情に対し、
心より厚くく御礼申し上げますとともに、
皆様方のご健康、ご多幸をお祈りいたします」(岩手県の小学校の校長先生)

「このたびは、自作のCDを送っていただきましてありがとうございました。
あの日、美しかった街は、何もなくなってしまいました。
子どもたちも、私たちも、かけがえのないものを
たくさん失ってしまいました。
でもまだ生きています。生かされた命です。
海をうらむことなく、前を向いて、
子どもたちとともに歩んでいきたいと思います」(宮城県の中学校の校長先生)

「拝啓、過日は本校への暖かいお励ましのお手紙とともに、
CDをお送りいただきましてありがとうございました。
本校は、東日本大震災で大きな被害は受けませんでしたが、
生徒の家が全半壊したり、子どもたちの地震に対する不安が続いたりと
大きな影響がありました。
それとともに、東京電力第一原子力発電所の事故により、
放射能にさらされている不安は今でも変わりありません。
校地内の表土除去や、校舎の除染をこれまで3回行ってきました。
学校の行事が変更されたり削減されたりと
通常通りの学校生活は送れていないのが現状です。
そんな中、今までお会いしたことのない方からの励ましのことばを
いただいたことは、
私たちにとって力が湧いてくることですし、
子どもたちにとって、人を思いやる心を勉強する
大きな機会になったと考えさせて頂きました。
暖かい曲調や澄んだ歌声、それとともに私たちを
元気付けてくれる歌詞、
子どもたちも静かに曲を受け止めていました。
私たち被災した学校などに、
このような暖かい活動を音楽を通して行っていらっしゃる
「心」に感動いたしました。
今後は子どもたちにもそのような「心」を持たせられるような
教育活動に励んでいく所存です。
お二人も、音楽を通して人の心を幸せにしてあげてほしいと
切に願っております。
ありがとうございました。」(福島県の中学校の校長先生)

「今回の震災で、津波や地震の被害はあまりなかったのですが、
life lineが止まってしまい、近くの川に水を汲みに行っているときに、
水素爆発があり被爆しました。
でも、僕よりもっと高い線量のところに住んでいる人もいます。
そんな中で、「幸せの歌」を聞いて、元気をもらいました。
本当にありがとうございました。
I love Fukushima & I need Fukushima」(福島県の高校生)

「このたびは、「東日本大震災復興希望ソング集」のCDをお送り頂き、
本当にありがとうございました。
メディアも世の中も、現政権の批判ばかりして、
被災地で生活している私たちのことが忘れ去られています。
そんな中、こうして音楽を伝えて下ることは、
本当に嬉しく思います。」(福島県の高校生)

「幸せの歌を聞いたら、感動して涙が溢れてきました。
これからも、応援よろしくお願いします。」(福島県の高校生)

沢山お送り頂いた中で、
いくつかご紹介させて頂きました。
全てご紹介出来なくて、申し訳ありません。

お手紙やお返事を頂いた学校には、
また、お返事を書かせて頂き、
今度は、
「ご負担にならなければ、ぜひ一度学校を訪ねさせていただけませんか?」
という一文を添えています。

そして、月に一度ほど現地を訪ねるときに、
学校に行かせて頂きたいと思っています。

僕は、
お返事が届き読む度に、
号泣します。

なんだか、ここ10年くらい、まともに泣いたことがなかったような気がするのですが、
この震災以降、
涙腺がゆるくなって、
もういつも泣いてしまいます。

それは、「同情」とか「かわいそう」とかそういった気持ちではなくて、
人と人が繋がり、
また、こんな困難な状況でも、
人は前を向いて生きていくのだ、
という、
人の心に触れることが出来るからです。

長くなりました。
最後に。

福島県の高校生が、お手紙に
「被爆」
という言葉を使っていたのが、
とても印象的でした。

「被爆」
と聞くと、広島・長崎に落とされた「原子爆弾」を思い浮かべます。

それと同じ事が福島で起こっていて、
それを、高校生はしっかりと認識していて、
僕にしっかりと伝えてくれました。

彼らには、きっと、
親にも先生にも友達にも話せない、
心の中の気持ちがあると思っています。

だから、直接会いに行って、
沢山お話を聞きたいと思っています。

子どもは「僕らの未来への宝」です。

音楽を通して、
彼らの「心」に触れたいと思っています。

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