今回の岩手県三陸への訪問で、急遽ライブをしてきました。
17日の夜、釜石に到着し、そのまま、大槌の「おらが大槌復興食堂」へ。
夕食を食べながら、仲間とお酒を飲んでいると、
おらがのエース小川さんが電話をしながら近くに来て、
「カニさん、19日ライブ出来ますか?」
と聞かれたので、即答でお受けしましました。
19日は、
「いわて三陸復興食堂」と「おらが大槌復興食堂」の
コラボレーションのイベントの日と聞いていて、
楽しみに参加予定だったのですが、まさか音楽で出演できるとは。
当日、会場は、100人くらいの人がいたでしょうか。超満員で、皆さんとても楽しんでいました。
賑やかな会話が復興食堂を包む中、ライブを始めました。
大槌への僕の熱い想いを話しながらライブをすすめていくと、
会場は段々静かになり、じっくり音楽を聞いてくれているのが分かります。
そして、目頭を押さえて涙している顔も見えてきます。
その顔を見て、僕も涙が溢れてきそうで、必死にこらえながら6曲、歌い切りました。
曲の途中から拍手が起きたり、
「ありがとう!」という声が聞こえたり、
今までの音楽活動では感じることが出来なかった感動に包まれました。
また来月来てライブをします、というと、大きな拍手に包まれました。
ライブが終わり、
沢山のサインを書かせてもらい一段落で座っていると、
ファンキーな大槌のおじさんが、写真を渡してくれました。
僕らのライブの写真を撮って、
すぐに家に帰ってプリントアウトして持ってきてくれたんです。
僕は、「大槌STANDING STANDING」のTシャツを着て歌いました。
この町に寄り添うこと。
そして、離れていても、共に歩み、生きていくことを実感した訪問でした。