
この記事の要約です♫
本記事では「ミキシングとは何か?」をテーマに、音楽制作歴25年以上の可児波起が、初心者にもわかりやすくその基本と実践を解説します。第一部ではミキシングの目的と役割を、第二部では必要な機材とDAW選びを丁寧に紹介。第三部ではEQやコンプレッサー、空間処理といった実践的テクニックを、実際の楽曲制作エピソードと共に紹介。さらに、よくある悩みや質問にも答え、最後にはミキシングの意義と楽しさを振り返ります。音に想いを込める方法を知りたいすべての人に向けた内容です。
音楽制作の現場において、「ミキシング」という言葉は非常によく耳にします。でも、「実際ミキシングって何をすることなの?」「DTMを始めてみたけど、正直よく分からない…」という声も多く聞きます。
僕自身も、音楽を始めたばかりの頃はそうでした。
1998年、ヒップホップグループ「STAND WAVE」を結成した当初は、まだDAWなんてなかった時代。AKAIの「MPC2000XL」でビートを組み、Rolandの「TR-808」でリズムを刻み、KORGの「TRITON」でメロディを重ねていました。録音はカセットMTRで、ミキシングというよりは“バランスを整える”くらいの感覚。でも、それこそがミキシングの原点だったのかもしれません。
今はCubaseやStudio OneといったDAWを駆使して、ミックス・マスタリングまで一人でこなす時代。僕もプロデューサーとして、ラッパーとして、これまで数百曲を手がけ、JASRAC登録の楽曲提供も多数行ってきました。
その中で痛感してきたのは、ミキシングこそが音楽の“聴こえ方”を決定づける魔法の工程だということです。
このブログでは、これから音楽制作に挑戦する人、ミックスの技術を高めたい人、そして「音楽ってどう作られているの?」と純粋に興味を持っている人に向けて、「ミキシングとは何か?」をプロの経験からやさしく丁寧に解説していきます。
複雑に思えるかもしれませんが、大丈夫。僕自身、まったく知識ゼロの状態から始めて、試行錯誤を重ねてきました。だからこそ、初心者のつまずくポイントや不安も、手に取るようにわかります。
ぜひこの記事を通して、**音楽の裏側にある“音の魔法”**を一緒に探っていきましょう。
第一部:ミキシングとは何か?基礎から学ぶ音の整え方
ミキシングとは、音の「整理整頓」
ミキシングとは一言でいえば、「複数の音を聴きやすく整える作業」です。
録音したボーカル、ドラム、ベース、ギター、シンセ……それぞれの音が勝手に鳴っているだけでは、ただの「音の塊」にすぎません。そこにバランスと空間、方向性を与え、聴く人にとって心地よい状態に整えるのがミキシングなんです。
僕が初めてこの作業に真剣に取り組んだのは、2000年代初頭。まだCubase VSTの時代で、パソコンも非力でしたが、試行錯誤の中で「EQ」「パン」「コンプレッサー」の基本を知っていきました。最初のころは、ドラムがやたら大きすぎて、ボーカルが全然聴こえなかったりして(笑)。でも、耳を鍛えながら微調整していくプロセスこそが、音楽を“作品”に変える魔法だと気づきました。
ミキシングの主な目的とは?
音のバランスを整える
たとえばボーカルが埋もれて聴こえない、キックが弱くて曲全体が軽い……なんてことは、ミキシングで解決できます。
EQで不要な帯域を削ったり、ボリュームを調整したり、パンで左右に音を配置したりすることで、一つひとつの音が生き生きとして聴こえるようになります。
音に奥行きや空間を作る
音楽には「前後左右上下」の感覚があります。これはパンニング(左右)、リバーブやディレイ(奥行き)などを使って作り出す空間演出です。
リスナーが目を閉じても、音の中に“景色”を感じるようなミックス。
それを知ったとき、僕は音楽が「空間芸術」だということに感動しました。
音の印象を統一し、曲として完成させる
複数のパートがばらばらな音質では、聴く側は違和感を覚えます。
音の質感や音量、質量を調整することで、曲全体が一つにまとまります。これは料理で言えば「味のバランスを取る」ような作業。**ミキシングはまさに“音のシェフ”**なんです。
実際の現場でのミキシングの流れ
- トラックごとの整理(ノイズカット・ゲイン調整)
不要な部分を切ったり、基本的なボリューム調整をしたりします。 - EQ(イコライザー)処理
音の「成分」を調整して、不要な帯域をカットしたり、必要な帯域を強調したりします。 - コンプレッサーで音圧をコントロール
音の大小を一定にし、安定感のある聴き心地を作ります。 - パンニングで空間に配置
ギターを左、ピアノを右……というように音をステレオ空間に散らしていきます。 - リバーブやディレイで空気感を加える
スタジオやホールなどの「空間」にいるような演出を施します。 - 最終バランス調整&バウンス(書き出し)
全体を聴きながら微調整し、1つのステレオファイルに書き出します。
経験談:Cubaseで出会った“音の可能性”
僕がCubaseに本格的に触れたのは、2005年ごろ。当時「STAND WAVE」の新曲『幸せの歌』を作っていたとき、初めて「センドリバーブ」を使って感動したのを今でも覚えています。
ボーカルにリバーブをかけた瞬間、それまで乾いていた音が一気に“空間に溶けた”ように感じたんです。ミキシングは音に命を与える工程だと、あのとき強く感じました。
そしてその曲は、東日本大震災の復興支援活動で多くの方に届けられました。
「音を整えること」は、「想いを届けること」でもあると、僕は信じています。
第二部:初心者が押さえておきたいミキシング機材とソフト
ミキシングに必要な機材は?最初に揃えたい基本セット
音楽制作、特にミキシングにおいて「機材選び」はとても大切です。といっても、プロスタジオのような何百万円もの機材が必要なわけではありません。今は自宅でも十分プロ品質の音が作れる時代。僕自身、2000年代の後半から宅録環境でミックス・マスタリングをしていますが、作品はYouTubeやSpotify、テレビ番組にも使用されています。
ここでは、初心者がまず揃えるべき機材・ソフトについて、わかりやすく紹介していきます。
必須その1:DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)
ミキシングをするうえで最も重要なのが、この「DAW」と呼ばれるソフトです。これは音を録音・編集・加工・ミックス・書き出しまで一括で行える、**音楽制作の“中枢”**です。
僕が使っているDAW:CubaseとStudio One
- Cubase(Steinberg)
→ 僕が一番長く使っているDAWです。MIDI編集がしやすく、作曲からミキシングまで一通りのことができます。エフェクトやプラグインも充実していて、HipHopやR&Bにも相性が抜群です。 - Studio One(PreSonus)
→ 最近ではこちらも併用しています。ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるので、初心者にもおすすめ。音が太く、EDM系やロックにも向いています。
他にもLogic Pro(Mac専用)やAbleton Liveなども人気ですが、まずは無料体験版で自分のスタイルに合うDAWを見つけることが大切です。
必須その2:オーディオインターフェイス
これはパソコンとマイクやスピーカーを繋ぐ「音の窓口」となる機材。音質に直結するので、なるべく信頼性のあるメーカーを選ぶのがおすすめです。
初心者におすすめのオーディオインターフェイス
- Focusrite Scarlett 2i2
→ 世界中で愛されるベストセラー。高音質&シンプル操作で、僕も昔の自宅スタジオで使っていました。 - Steinberg UR22C
→ Cubaseとの相性が抜群。USB Type-C対応でレイテンシー(音の遅延)が少ないのが魅力。 - PreSonus Studio 24c
→ Studio Oneとの連携に優れ、価格も比較的安価です。
必須その3:モニタースピーカー or ヘッドホン
音のバランスを正確に確認するには、フラットな音で聴けるモニター環境が必要です。初心者は最初、ヘッドホンから始めても大丈夫です。
僕が使ってきたモニター機材
- YAMAHA HS5 / HS7(モニタースピーカー)
→ プロにも愛される、非常にフラットな出音。自宅スタジオで今も使っています。特にHS7は低域の再現も良く、HipHopやバンド系の音作りに向いています。 - audio-technica ATH-M50x(モニターヘッドホン)
→ 解像度が高く、音の輪郭がわかりやすい。外でも使いやすく、ミキシング初期のころに愛用していました。
あると便利:プラグイン(エフェクトソフト)
DAWには標準でEQやコンプレッサーなどのエフェクトが付いていますが、さらに音の質を高めたいならプラグインの導入もおすすめです。
実際に僕が使っているおすすめプラグイン
- WAVES(ウェーブス)
→ 世界中のプロが使っている定番。特に「R-Vox」「CLAシリーズ」「L2リミッター」はミキシングの鉄板。安くなるセールも頻繁にあります。 - iZotope Ozoneシリーズ
→ マスタリング用ですが、AIによる音質補正も可能。時短にもなりますし、勉強にもなります。 - FabFilter Pro-Q3(EQ)
→ 非常に視覚的で操作しやすいEQ。帯域の調整を精密にできるので、繊細なミックスに役立ちます。
機材が揃ったら、何をするべき?
機材を買っただけでは音楽は完成しません。大事なのは、その機材でどれだけ試行錯誤できるかということ。僕もMPCからDAWに移行したとき、最初は戸惑いました。でも、試しながら何曲も作っていくうちに、「これが自分の音だ」と思えるようなサウンドが見つかってきました。
道具は“自分の耳と感覚”を育てるための相棒です。まずはシンプルな構成から始めて、少しずつ自分の理想の音を追い求めていくのが、音楽の楽しみだと思います。
第三部:プロが実践しているミキシングの具体的テクニック集
「音を重ねる」ではなく、「音を引き算する」意識
初心者のころは、「音を足せば足すほど厚みが出る」と思いがちです。僕も最初のころ、ドラムにリバーブをかけて、ベースにも歪みをかけて、ギターを5本重ねて……結果、**何が主役かわからない“もやもやサウンド”**になってしまったことがあります(笑)。
でも、プロのミックスでは逆です。不要な音域を削り、役割を明確にする「引き算」が重要なんです。では、実際に僕が行っている具体的なテクニックを紹介していきます。
EQ(イコライザー)の活用:音域の役割分担をする
EQは、ミキシングの“包丁”のような存在。どの音がどの周波数を担当するかを明確にすることで、音がぶつからずに済みます。
実践ポイント
- キックとベースがぶつかる問題:
→ キックは50Hz前後を強調し、ベースは100Hz前後に寄せて棲み分けます。 - ボーカルが埋もれる問題:
→ ギターやシンセの2kHz〜5kHzあたりを少し削ることで、ボーカルの帯域が浮き出てきます。 - ローエンドの濁り:
→ すべてのトラックの“不要な低域”をローカットして整理。これだけでも音がクリアになります。
僕はFabFilterのPro-Q3を愛用していますが、Cubaseの内蔵EQでも十分使えます。ポイントは「耳で聴く」こと。視覚に頼りすぎないことです。
コンプレッサーの活用:音の粒を揃えて安定感を出す
コンプレッサーは、音の「大きい部分」を抑えて「小さい部分」との差を縮めるツール。これにより、一貫した音量で聴かせることができます。
実践ポイント
- ボーカルに厚みを出したいとき:
→ R-VoxやWAVES CLA-2Aなど、ナチュラルにかかるコンプを使用。かけすぎ注意。 - ドラムにパンチを出したいとき:
→ スネアにやや強めのコンプをかけて、アタック感を演出。リリースタイムの調整が鍵です。 - 並列コンプレッション(パラレル・コンプ):
→ 原音と圧縮された音をミックスして、存在感を出す技。ドラムバスやボーカルに多用されます。
リバーブとディレイ:空間を作る魔法のツール
音を「距離感」「空間感」で操るのがリバーブとディレイ。ミキシングに奥行きを与えるうえで欠かせません。
実践ポイント
- ボーカルに自然な広がりを:
→ センドリバーブで調整可能。僕は「Valhalla Room」や「ReaVerb」を使用しています。 - ディレイで“残響”の余韻を演出:
→ 8分ディレイやクォーターディレイを使って、歌詞の語尾に余韻をつけると印象的になります。 - ドラムは控えめに:
→ 低域を濁らせないために、ドラムには基本的に短めのリバーブか、無リバーブでタイトに仕上げます。
ステレオイメージの調整:音の広がりとまとまりをつくる
パンニングはミキシングの“絵画的表現”に似ています。左右にどう音を配置するかで、リスナーの“音像”が変わるんです。
実践ポイント
- センターに置くもの:
→ ボーカル、キック、ベース。音楽の“軸”になるもの。 - 左右に散らすもの:
→ ギター、ハイハット、ピアノ、コーラスなど。 - ステレオ・ワイドナーを使うとき:
→ Waves S1やOzone Imagerなどを使って、コーラスやパッド系に広がりを出す。
実際にミックスしたエピソード:『記憶の中の青い春』
映画「ストーンエイジ」に提供した楽曲『記憶の中の青い春』では、ボーカルの存在感と、ギターの空気感のバランスに苦労しました。音数は少ないのに、空間がスカスカに感じてしまって…。
そのときに使ったのが、「リバーブのプリディレイ調整」と「ボーカルのディレイのEQ処理」。リバーブをかけすぎると距離感が出すぎてしまうけど、ディレイの高域をカットすることで、柔らかく馴染んだサウンドが作れたんです。
最後は“耳”が決める。メーターよりも、自分の感覚を信じよう
最も大切なのは、**数値やメーターではなく「音楽としてどう感じるか」**です。CubaseやStudio Oneには視覚的に便利なツールがたくさんありますが、あくまでそれは“補助”。自分の耳を信じることが、良いミックスへの近道です。
僕は25年のキャリアの中で、何度も「やり直し」「失敗」「再挑戦」を繰り返してきました。でもその積み重ねが、いまの自分の“音”を育ててくれたと思っています。
よくある質問:ミキシングでつまずきやすいポイント5選
ミキシングに初めて挑戦したとき、多くの人がつまずくポイントがあります。僕自身も通ってきた道だからこそ、**「これ、最初に誰か教えてくれてたらなあ…」**と思ったことを、Q&A形式で紹介します。初心者の方にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。
Q1. ミキシングって、どこまでやれば「完成」って言えるの?
A:100%の完成はなく、「80点で止める勇気」が必要です。
ミックスは際限なく微調整ができる作業。だからこそ「終わりが見えない」という悩みも多いです。僕も昔は何十回もミックスをやり直して、逆に迷宮入りしたことがありました。
そこで意識したのが、「納期を設けること」と「他人に聴かせること」。自分以外の耳で聴いてもらうと、意外と良かったりするんですよね。
そして、「80点で止めて、次に行く」ことで、経験値がどんどん貯まっていきます。
Q2. ボーカルが埋もれて聴こえないのはなぜ?
A:他の楽器と周波数帯域がかぶっているからです。
特にギターやシンセといった中域の楽器がボーカルとぶつかると、声が前に出なくなります。
僕がよく使う方法は、2kHz〜4kHzあたりをEQで引いてスペースを作ること。
また、コンプレッサーでダイナミクスを揃え、ボーカルが常に一定の存在感を保てるようにします。
WAVESの「R-Vox」や「CLA Vocals」は、こうした処理が非常に簡単に行えるので、初心者にもおすすめです。
Q3. スピーカーで良くても、イヤホンで聴くとバランスが変になる…
A:リファレンス(比較)環境を複数使いましょう。
1つのスピーカーだけで仕上げた音は、他の環境で聴いたときに違和感が出やすいです。
僕の場合、自宅のYAMAHA HS7でミックスしてから、カーステレオ、iPhone、Bluetoothスピーカー、100均イヤホンなどで何度もチェックしています。
リファレンス環境を増やすことで、「万人に伝わる音」に近づきます。
Q4. 市販曲と比べると、音圧が小さい気がします…
A:それは「マスタリング」の工程です。焦らなくてOK!
ミキシング段階で音圧を無理に上げようとすると、音が潰れて不自然になります。
ミックスでは「バランス」と「定位」を重視して、最終的な音圧の調整はマスタリングに任せるのが正解。
僕も最初のころ、Limiterをガンガンかけて曲が台無しになったことがあります(笑)。
OzoneやWAVES L2などのマスタリング専用プラグインを後で使う前提で、ミックスは丁寧に仕上げましょう。
Q5. ミキシングってセンスが必要ですか?才能の差では…?
A:経験の積み重ねで“耳”は必ず育ちます。
これは断言できます。センスより「数をこなした人」が勝ちます。
僕も最初は、何が良いのか悪いのか分からず、耳が混乱する日々。でも、10曲、20曲、100曲とミックスしていくうちに、自分の判断軸ができてきました。
さらに、他人の作品(プロの曲)をDAWに読み込んで、波形や周波数を見て学ぶのも大きな勉強になります。
「耳コピ」ならぬ「ミックスコピ」、ぜひやってみてください。
まとめと感想:ミキシングは音に“命”を与える工程
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
この記事では、「ミキシングとは?」というテーマのもと、僕自身が25年以上の音楽人生で体験してきたことを、初心者の方にも伝わるように言葉にしてきました。
ミキシングは“感情”を届けるための翻訳作業
ミキシングって、単なる“音量調整”や“エフェクトがけ”ではないんです。
誰かの心に届く音にするための“翻訳”のような作業。
たとえば、歌詞に込めた感情や、ギターに宿る余韻。
それらを「伝わる音」に変えるのがミキシングの仕事だと、僕は思っています。
ミキシングで「自分らしい音」が生まれる
僕が作った『幸せの歌』や『給水塔』、そして映画やテレビ番組に提供した楽曲も、どれもミキシングの過程で“命”を得た作品たちです。
生まれたままの“裸の音”たちに服を着せて、場所を与えて、意味を与えて、ようやく「楽曲」として世に送り出せる。
それって、すごくクリエイティブで、そしてやりがいのあることなんですよね。
僕から、これから音楽を始めるあなたへ
DAWやプラグインの使い方が分からなくても、耳が育っていなくても、焦ることはありません。
僕自身、MPCでフレーズを刻んでいた頃は、「ミックスって何?」という状態でした。
でも、失敗しながら学び、作品を重ね、いろんな人に聴いてもらいながら、少しずつ“音楽を届ける力”がついていきました。
「音楽制作の中で、一番苦しいけど、一番楽しいのがミキシング」
そんなふうに思ってくれたら、このブログは本望です。
最後に
あなたがこれから作る音楽に、あなたの声や想いがしっかりと乗るように。
ミキシングはその橋渡しをしてくれる存在です。
音楽は、心です。ミキシングは、心を伝えるための“音の手紙”。
さあ、あなたの音を、誰かの心へ届けましょう。
—— 可児波起(STAND WAVE)