2012-03

波起の雑記

混乱と笑顔

明日の夜に三陸に出発します。 今回は、中10日という、過去最短での帰郷です。 しっかし、回数とか滞在日数とか、しっかり、数えたことはありませんが、 かなり頻繁に三陸に帰っているのに、 三陸に行く直前と、三陸から帰って来てからの、 僕の日常と三陸の日常のギャップに、混乱して、 わ~!! と、一人で海に向かって叫んでます! 今朝も、海沿いを1時間くらい歩いて、空を見て、 なんとか混乱を抑えながら、 なんとかパソコンの前に向かっています。 三陸の仲間、繋がった人たちの事を想い続けてます。 本気だから、 すれ違いや、不安や、間違いもしてしまいます。 大切な人に不愉快な想いをさせてしまって、心が苦しくなることが、多々あります。 沢山反省しながら、 それでも、 「心は三陸と共に」 です。 でも、ここの平和な日常は、 僕をますます混乱させます。 うまくバランスがとれればいいのでしょうが、 僕はそんな器用ではなく、 大槌の、何もなくなってしまった町の跡や 釜石の、一階部分だけ抜けてしまった商店街を思い出すたび、 今、僕が見ている長井の町が、 そうなった時の事を想像します。 なにも出来ない無力感を、 この悔しさを、 吐き出します。 仲間の顔を想い出して、 一人で家で泣きます。 たまには、 やっぱり、 弱音を吐きます。 僕も人間ですから。
ボランティア活動

「よこすか/大槌ツーリズム」

「第一回 よこすか/大槌ツーリズム」 3月30日の夜、 横須賀から、20人以上を乗せたバスが、 岩手県大槌町に出発します。 3月初め。 大槌の仲間が、 僕に会いに、東京まで来てくれました。 そして 「大槌復興ツーリズム」 のお話を聞かせてもらい、 「協力」をお願いされました。 僕は快諾し、 そこから、 横須賀市議会議員さんや、 隣町の 葉山町会議員さんなどの協力もあり、 多くの人が大槌町を訪ねてくれることになりました。 岩手県大槌町。 僕がよく名前に出すのですが、 読み方が分からない方もいらっしゃったので、 正式名称を。 「岩手県上閉伊郡大槌町」 (いわてけん かみへいぐん おおつちちょう) です。 でも、地元の人は 「おおづち」 と呼びます。 本当は「おおつち」なのですが、 なまって「おおづち」になったそうです。 大槌の仲間たちは、 「復興」 という一人歩きを始めた言葉に対して、 真剣に向き合っています。
波起の雑記

酔っぱらいの戯言

なんだか、寝付けない夜。 午前3時を過ぎました。 大槌、三陸から帰って来て、 自分の家の綺麗さに驚きました。 人の家に入ったような気持ちでした。 一日過ぎました。 やっぱり、なんだかわかりません。 今日、というか、昨日は、 我が町、横須賀市長井の漁師さんの ホームページ制作を依頼されていたので、 晴れて漁が休みで富士山が見える 最高のシチュエーションで、写真撮影をしてきました。 親父船長と若船長。 4代目と5代目の伝統的な長井の漁師さんに、 長井の歴史、お祭り、お神輿、 色んな話を聞きました。 海は繋がっています。同じ太平洋を見つめる 三陸の漁師さんは、何が見えているんだろう。 そして、長井で生き続けている方々のお話は、 伝統や文化を大切にしているひとでした。 大切なものがたくさん増えました。 一つ一つ大切にしていきたいです。 2011年3月11日 あの日に、日本は、大きく変わりました。 でも、元に戻った部分があるのも、 事実だと思います。 1年以上経ちました。 もう終わりでしょうか、 これから始まりでしょうか。
ボランティア活動

大槌の奇跡

「地元大槌でライブがしたい」 プリズナー11のボーカル、阿部幸太さんが想い続けていた。 それを、沢山聞き感じていた。 大槌の仲間が、それをサポートする熱いみんなが、 大槌に音楽が鳴り響くために、 みんなで作りあげたライブイベント 「UTAGE LIVE」in おらが大槌復興食堂 その想いに共鳴してくれた太陽族さん。 ここはライブハウスではない。 手作りのテント。 復興食堂から一歩外に出れば、 初めて見た女性が、 膝を崩し泣き崩れるほどの、 壮絶な、絶望的な風景が拡がる。 そこで、大笑いをしている人たちがいる。 生活が苦しくなることを覚悟で、 全部津波で流されたから、 最高の革ジャンを買い 最高の楽器を揃えた。 一人一人の話を聞けば、 ドラマのような壮絶な真実のストーリーがある。 その中で、 「楽しさ」 で、町を動かし、どんな絶望的な場面でも、 仲間同士肩を組んで進んでいく。 そんな素晴らしい人たちがいる。 僕も、 いつしか彼らと肩を組んでいた。 男性でも、女性でも、年齢も関係なく、 躊躇せずに握手をし、強く抱き合う。 これこそが、本当の
STAND WAVE

音楽が希望の光となる

奇跡の夜 最高の夜 涙が溢れた夜 笑顔が繋がった夜 始まりを感じた夜 次が見えた夜 大槌の夜に音楽が鳴り響いた夜 大槌ロックンロールが、 大槌で雄叫びをあげた これから何かが始まる 予感と確信 素晴らしい夜の名残りを みんなで過ごしてます。 ここからが始まり!!
ボランティア活動

さあ!大槌に爆音を響かそうぞ!

3月19日19時から、 岩手県大槌町の 「おらが大槌復興食堂」 で開催、 「UTAGE LIVE」 で、PAのお手伝いをさせて頂くので、 機材を詰め込みます! 出演は、 大槌の骨太ロックンロールバンド「プリズナー11」と、 北海道出身の「太陽族」 我が家の機材が 少しはお役にたちそうなので、 持っていきます。 外に出ると漆黒の闇の、 おらが大槌復興食堂から、 爆音が鳴り響く!!
波起の雑記

それでも「幸せの歌」を歌おう

偉そうなこと、言います。 昨日は、 三陸で津波注意報がでました。 三陸の仲間が、昨年の津波を思い出し、 町中が緊張感に包まれ、 とても苦しい思いをしていると、 テレビをつけっぱなしにして、ソワソワしていました。 その後に関東も揺れました。 なっちゃんと、すぐに家から出られる準備をして、固まっていました。 三陸で逃げる大切さを教わりました。 一段落したとき、安心感と共に、 それ以上の不安感と緊張感がありました。 もうこりごりでしょう。 地球に腹が立つでしょう。 この自然と共に生きる決意をしても、 心が折れそうになるときもあるでしょう。 だから、僕らは歌います。 「幸せの歌」を。 希望と絶望を受け止めて 幸せの歌を歌おう と。 そして一緒に歌いましょう。 「幸せの歌」 を。 本当はそうでなくても。 苦しくて笑えなくても。 自分の口から 「幸せ」 という言葉を吐き出しましょう。 僕らが出来ることは何もないかもしれないけど、 みんなに会いに行き、 幸せの歌を歌います。 明日から4泊で三陸に帰ります。 音楽が心に寄り添えることを願って。 STAND WAVE 「幸せの歌」 http://www.youtube.com/watch?v=-uBW7Oa4XUk
波起の雑記

3月11日 これからも、三陸と共に

2012年3月11日 本当は、今日は、三陸で過ごしたかったのですが、 皆さんにとって、 大切な人の命日であり 一周忌であることを思うと 今日は、 長井で静かに過ごすことにしました。 2時46分 長井の一番高い場所、給水塔に行き、 三陸の方を向きながら、 手を合わせました。 やはり涙が止まりませんでした。 それと共に、 これから、ますます三陸と共に歩んでいく決意が強くなりました。 僕は、16日から4泊で三陸に帰ります。 釜石に4連泊で、17日は大槌復興食堂でライブ。19日は大槌復興食堂で、PAをします。 これからも、三陸と共に歩んでいきます。 皆々様、 共に手を取り合い、 末永いお付き合いを、 よろしくお願いします。
ボランティア活動

大槌会議 in 三浦半島

「大槌会議 in 三浦半島」 さて、昨日は、大槌の仲間たちが、熱い想いを伝えてくれたので、こんどは、僕が熱くなる番です。 ということで、仰々しい名前をつけてみました。 写真右から、 長谷川さん(横須賀市議会議員) 待寺さん(葉山町会議員) カニさん(一般人) の3人で、大槌について熱く語る、、、というか、8割僕がしゃべってましたが。 で、長谷川さんは、31日に大槌に。 待寺さんは、もう復興食堂を予約済み、とのことで、26日に20人くらいで大槌に。 カニさんは、16日から4泊で大槌に。 ということで、 大槌会議は、無事終了。 お二人は、議会の真っ最中で、忙しいにも関わらず、ありがとうございました。 次回の会議は、大槌にそれぞれが行った後に開かれます。 みんな、大槌の魅力のとりこです。 さて、寝ます。
ボランティア活動

礼を尽くす

わざわざ、岩手県大槌町から、ぼくらを訪ねてくれた、大槌の仲間たち。 最高の夜でした 突然、岩手県大槌町の 「おらが大槌復興食堂」 の、キミオさんから電話がありました。 「カニさん、折り入ってご相談があるのですが、明日空いてますか?」 僕らは即答で了解しました。 久しぶり、とは言っても、 2週間ぶりなのですか、 みんなにずっと会いたかったんです。 「明日、東京に行きます。 本当は横須賀まで行きたいんだけど、 俺たち、行き方がわかんねぇから」 という電話でした。 なので、渋谷で待ち合わせをしました。 いつも、大槌で会っている、 マサミチさん、キミオさん、マモルさん、ゲンさん。 その4人が、大槌を代表して、 僕らに会うために 大槌からきてくれたんです。 そして、 彼らが考えている 「大槌ツーリズム」 の計画、 そして、新たなホームページの立ち上げや ライブイベントの打ち合わせをしました。