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【歌詞】Live , be alive – 「響き」収録

【Live , be alive】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 山あいでは緑と青が競い合い 高い空が夜へと続き 絵に 描いたような雲がかりの月 全てが季節の終わり始まり 四季折々 変えてく時折 織りなす色の調和 SOUL COLOR 体中に 染みわたれ夕陽 今日という日の 命の息吹 新しき命産み出す種 乾いた大地をうるおす雨 緑にあふれた地球の存在 次第にそれは過去の世界 荒らされる大地 吐き出す排気 ガスますますこの地をけがす 恵の雨は凶器と化す 含まれた酸は全て溶かす Live 幾重もの層が be alive 永い時伝え Live 悲しく響く歌は be alive 大きな音に飲み込まれてゆく 今日また かけがえのない地を足で踏み付け 有限な資源 使い続け 新しきモノ手に入れ 目移りしては 古き時代までも不要として 変わる時代 破壊の未来 迫る深刻化する事態 明日が見えない 生命の起源辿ろうとも 深く刻んだ傷跡もう消えない   この声が聞こえますか   この想いは届きますか   共に生きてきた   母なる大地と一つになる   この声が聞こえますか   この想いは届きますか   共にいきていく   新たなる命と手を取り合う 指の間をすり抜けるように 無数の光たち 輝き増し 大きな懐に この身ゆだね 大地の鼓動を 肌で感じる Live 素足で握りしめた大地の感触 感じる孤独 be alive ひどく やつれたその姿 森は叫ぶ Live 嘆く ひまさえなく 繰り返される人々の殺戮 be alive 破壊から生まれた時代 もう取り戻せない こらえ切れぬ程の衝動が 胸をするどく突き刺す 腐敗をさだめとし 静かに時を待つ あなたはあまりにもおおきすぎる   この声が聞こえますか   この想いは届きますか   共に生きてきた   母なる大地と一つになる   この声が聞こえますか   この想いは届きますか   共にいきていく   新たなる命と手を取り合う この地にあげた命の産声 時を越え 響き続け この地に生きる者 叫ぶ声 どこか遠くへ 届け この地で遂げた魂はここで 地を肥やし 新たな恵となれ 全てが担いしこの方舟 共にある運命の先はどこへ
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【歌詞】給水塔 – STAND WAVE

【給水塔】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起  あの丘の給水塔へ行こう  そこから見える景色は  目や耳だけじゃなく 体全てで感じる  愛や 風や 温もりや 匂いや   本当に大事なものは  目に見えないのかもしれない モニターやイヤホンでは分からなかった 命の鼓動を感じたんだ 雲は動いてるんだ 風には匂いがあるんだ 雨は大地に恵を落とすんだ 夕陽が海に沈む姿は 毎日見れる訳じゃないんだ だからこそ自然は偉大なんだ でも もうその姿もとても痛んだ 大切なものを大切にしなかった ごめんね苦しかったよね 次の朝陽を見たら そこからまた一緒に生きていきたいんだ   大きな風が体を包んで   どこまでも飛ばして欲しい   一つになるということは   想い合うことから生まれる  あの丘の給水塔へ行こう  水は上から下へ流れるから  そんな当たり前のことすら ずいぶん前に忘れてしまった  愛や 風や 温もりや 匂いや   本当に大事なものは  目に見えないのかもしれない 振り返ったり 止まったり 後悔したり 戸惑ったり そこから生まれるものに 大切な何かを見つけたり 前へ前へと進む未来 に 希望を持てないのがとても悲しい いつもいつも優しい景色 あと何年変わらずにいるかな 最先端のコンピュータとカメラで 大自然を円盤にパッケージして ネットワークでどこかの島の風景を見て 誰の歌か知らない曲が流れて 握手をしたら幸せが込み上げるように 優しい風に頬が緩むように 給水塔から見える遠い 景色と心が七色に溶ける   大きな風が体を包んで   どこまでも飛ばして欲しい   一つになるということは   想い合うことから生まれる  あの丘の給水塔へ行こう  青草の上に寝ころんでみよう  蜜蜂が花を飛び回るから 命は紡がれていくのだから  愛や 風や 温もりや 匂いや  本当に大事なものは  目に見えないのかもしれない  あの丘の給水塔へ行こう  そこから見える景色は  目や耳だけじゃなく 体全てで感じる  愛や 風や 温もりや 匂いや   本当に大事なものは  目に見えないのかもしれない  本当に大事なものは  全身で感じるものだから
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【歌詞】この町 – 「東日本大震災復興希望ソング集」収録

【この町】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起  この町の この場所の においが好き  沢山の時や人が 築き上げた このにおい  あの日から この町が とても愛しい  大切な面影が においと共にそこにある ひと夏が終わり 草も長く伸び 生々しい傷を覆い隠し まるで何事もなかったかのように 新しい草原が続き 気持ちが薄れ 意識も薄れ 心が叫ぶ「元に戻れ」 ずっと守り続けていた物が 記憶の中でこぼれ 神社を曲がり 急坂を上り みんなのいる校庭に走り 遠くから友の名を呼び 騒がしい一日が始まり この町で産声を上げ 成長を遂げ 愛が生まれ 家族が増え この町で孫を見つめ 笑い声に包まれ 想いは受け継がれ 大きく大きく変わってく 思い出せないほど変わっていく でも この町のにおいだけは変わらない この場所が持つにおい  この町の この場所の においが好き  沢山の時や人が 築き上げた このにおい  あの日から この町が とても愛しい  大切な面影が においと共にそこにある 誰かを愛する気持ちと同じように この町で生き続けたいと想うように それはとてもシンプルで 純粋で 大きな理由など無くて 「この町が好き」 「この町のにおいが好き」 ただそれだけを胸の奥に 竹林やキンモクセイのにおい 柔らかい潮風のにおい あの日からずいぶんと気持ちが変わった 知らない人と挨拶を交わした 一人一人の距離が近くなった 他人の事を真剣に考えられるようになった 大切なものがもっと大切になった 遠く離れていった人のことを想った この町を想う気持ちが強くなった この町のにおいがとても好きになった 時間は残酷なほど 忘れさせてしまうから 大切な物は記憶の中に 語り継いでいく  この町の この場所の においが好き  沢山の時や人が 築き上げた このにおい  あの日から この町が とても愛しい  大切な面影が においと共にそこにある
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【歌詞】記憶の中の青い春 – 「響き」収録

【記憶の中の青い春】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 転んだ私を持ち上げる 大きな手 泣きじゃくる私を撫でる 優しい手 「幸せ」に囲まれた時間だった 笑顔は自然にあふれるものだった やがて私を握る手は 一つ 一つ 離れ 今はひとりぼっちになった それでも生きていける 一人で生きていける 強くなってしまった私を 今は好きになれない  記憶の中の青い春は 桜が舞い続ける  新しい季節に変わる瞬間を 肌で感じた  記憶の中の青い春は 陽射しが照りつける  体の中の衝動を 素直に吐き出した  記憶の中の青い春は 淋しさの風が頬を撫でる  誰かを愛する喜びに 胸を痛めた  記憶の中の青い春は 世界を銀色に変える  凍えきった体が 心地良かった  記憶の中の青い春は・・・ 緑のトンネル抜ける  大きな雲 無垢な瞳 拡がりきった心に 空気をいっぱい詰め込む 新鮮な 水々しさが 体中で騒ぎ回る さぁ 何かが始まる 鼓動を抑えきれない 私をどこまでも走らせた 無性にいとおしくなる  あの頃と似た景色を見ると  記憶の中の青い春は 桜が舞い続ける  新しい季節に変わる瞬間を 肌で感じた  記憶の中の青い春は 陽射しが照りつける  体の中の衝動を 素直に吐き出した  記憶の中の青い春は 淋しさの風が頬を撫でる  誰かを愛する喜びに 胸を痛めた  記憶の中の青い春は 世界を銀色に変える  凍えきった体が 心地良かった  記憶の中の青い春は・・・ 真っ暗な部屋 テレビの光だけが 暗闇を七色に染めた 一人きりの時間にも慣れた 定まらぬ視線は時を越えた 人に囲まれて過ごした青い春 光る 輝く 涙と汗 笑顔合わせ 泣き顔合わせ 夢と希望の想いはかなたへ いつもいつも全力だった 力の抜き方なんて知らなかった 不器用だった 幼かった ただ自分という自分の姿がそこにあった 最近想い出すのはあの頃のことばかり 大人になる苦しみにしばられる日々は続き 加速していく人生についていくよりも 枯れかけた心に新しい種を撒いた
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【歌詞】きなり〜百姓の歌〜 – STAND WAVE

【きなり〜百姓の歌〜】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 目を 見張るような青い空と よく 肥えた 茶色い大地と その 間に生まれた生成り 決して 強く 自分を見せずに 白く 漂白されることもなく 原色に染め上げられることもなく その色を心地よいと想う 人の心も染まらぬ 生成り 自然のリズムで目を覚ます 朝もやに太陽の光重なる 冷たい水で喉潤す 始まる 一日に胸躍らす 畑に 出れば自然の恵 一つ一つの命を無駄に せずに 強い 日差しや雨に 負けずに 日々の成長をおろそかに せずに したたる汗 天気は晴れ 夏の暑さも 恵と知られ 日が暮れ 雷雲が頭の上 思い通りにいかぬも自然の常 何色にも染めない 染まらない 生成り ありのままでいることを誇りに想い 人は大地の上で生かされていると悟り 隣合わせの命と語らい 目を 見張るような青い空と よく 肥えた 茶色い大地と その 間に生まれた生成り 決して 強く 自分を見せずに 白く 漂白されることもなく 原色に染め上げられることもなく その色を心地よいと想う 人の心も染まらぬ 生成り 洗っても落ちない茶色い塊 それが やけに 誇らしい 爪の間に詰まった土 それは大地と触れ合ったしるし 実り の季節から眠り の季節へと移り 変わり 寒さも自然にとっては大事な休憩 春を待ち変わる風景 「寒くないかい」と藁で覆い その温もりで大地は発酵し 豊かな実りの土壌となり このサイクルと合わせて地球は廻り 今日も鍬をかついで畑に出る 暑くても 寒くても 日々は過ぎる こうして太古より共に生きてきた 人と自然の営みだ
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【歌詞】希望がある – 「東日本大震災復興希望ソング集」収録

【希望がある】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 いつもは笑ってられるのに いつもは手をつなげるのに いつもは思いやれるのに いつもはもっと許せるのに 不安や不満が口からこぼれる ネガティブに心がゆさぶられる 体がこわばる ため息がこぼれる あるはずの勇気の火が消えかかる  僕らには 「希望がある」  空を飛べるほどの 想像力がある  誰かを思いやれる 優しさがある  人を信じれる 純粋さがある  遠い誰かを想いながら 隣の人の肩に手を置き  涙と笑い声を混ぜたら 僕らに希望が生まれる 自分の足音に怯えるほど 心が弱っていた 遠くの怒鳴り声が 心を小さくさせた こぼれる涙を拭いてくれる人がいた 折れそうな心を支えてくれる人がいた 一つの握手が大きな輪になった 希望の光はこの輪から生まれた  僕らには 「希望がある」  優しい風が 心を撫でてくれる  温かい歌声が 力をくれる  あなたのことを 大切に想う  遠い誰かを想いながら 隣の人の肩に手を置き  涙と笑い声を混ぜたら 僕らに希望が生まれる 物に囲まれた暮らしに安心 あることを前提に次に向かう関心 揃えたものは最新 発想は斬新 古くなったら更新 充たされたはずの精神 なのにどうしてこんなに不安定 しだいにギスギスしていく人間関係 人の心さえも消費されて 泣いて やっとやっと大切な物に気付いて 僕は誰かの変わりにはなれない だから精一杯想い合い たった一つ かけがえのない存在 「愛」こそ人が持つ最大限の「希望」 沢山考えながら少しずつ進もう 時に振り返り 時に笑いながら進もう ありのままの感情を大切に生きよう 「希望がある」絶対に忘れぬよう  僕らには 「希望がある」  空を飛べるほどの 想像力がある
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【歌詞】風 – 「彩々」収録

【風】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起  遠く遠くまで吹いてけ  遠く遠くまで吹いてけ  風よ 遠く遠くまで吹いてけ  風よ 遠く遠くまで吹いてけ 一人 歩きする「幸せ」  中身のない言葉 いくつも重ね 心の底 わき上がるものを抑え  平穏の中に身をゆだね  無表情なぼくらは  すぐ腰降ろしてしまうぼくらは 人の声で目を覚まし  人の動きにそって行き先目指し 人の言葉で決まるこころざし  人のあたたかさにふれ息を吐き 誰かと共に生きていく  誰かの為に生きてゆく 誰かがいるから生きてく  一人じゃないから生きてく  風よ 遠く遠くまで吹いてけ  風よ 遠く遠くまで吹いてけ  風よ 遠く遠くまで吹いてけ この飛ばされそうな気持を乗っけて  風よ 遠く遠くまで吹いてけ この消えそうな気持を乗っけて 誰かと比べながら  自分の位置  必死に探してた 小さな幸せ感じながら  もっと大きな不安に埋もれた 常に 強い風吹いてて  何かにつかまって  ないと飛ばされそうで いつも胸の中  しめつけるから  向き合う言葉にならぬせつなさ どうして一人に なると急に そんなに 暗い 顔に なるの 平均や 平凡が みんなを苦しめる  ズレが気持を隅へ追いやる 今 身に付けてる ぼうしや 服や  一昔前のくつや そんなものが自分を作るのか  そんなもので人の何が分かるのか 胸を張って 明日に向かって  歩く 人に なりたい 期待 はずれでも構わない  自分のしたい ように生きたい 誰かと比べながら  自分の位置  必死に探してた 小さな幸せ感じながら  もっと大きな不安に埋もれた  風よ 遠く遠くまで吹いてけ  風よ 遠く遠くまで吹いてけ  風よ 遠く遠くまで吹いてけ この飛ばされそうな気持を乗っけて  風よ 遠く遠くまで吹いてけ この消えそうな気持を乗っけて
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【歌詞】翔る – 「STAND WAVE」収録

【翔る】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 足の指の間を すり抜ける 川のせせらぎ 水のぬくもり 緑の匂い 優しい風 私のすべてが 今を感じている ゆるやかに続く 坂道 あふれるばかりの こもれび 陽射し 転がる丸い石を 拾いながら 私のすべてが 今を感じている 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 雨が降ったから 傘をささずに外に出た 体 にあたる雫が ほてった 心を冷ましていった 「自分には生きている価値なんかない」 何回 そうして自分を責めたんだい? 痛い 想い だけが心を支配 だから大切なものが見えない 僕らはデジタルでコピーなんかできない 大量生産で作られた訳じゃない 宇宙ほどある君の可能性 この奇跡を感じたことはあるかい? 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 朝日に目を細め 体を包む日差しに抱かれ この地球(ほし)と共に生きていることを感じたら 世界は無数の奇跡で溢れ 人と人が手を合わせ 暖かな愛に包まれていく 愛で包まれていく この世で一番の奇跡 それは あなたがそこにいること この世で一番の奇跡 それは あなたが生きていること 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜ける 大空を翔る 大地を駆ける 希望の風が 吹き抜け
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【歌詞】苺の苗 – 「大樹」 「彩々」収録

【苺の苗】- STAND WAVE 作詞:境野里江子・可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 ぐんぐん育て 緑の葉 のびのび育て 私の心 ぐんぐん育て 緑の葉 のびのび育て 私の心 ベランダの隅で朝を待つ 苺の苗を見ていた 小さな葉をいっぱいに拡げ 真っ直ぐに 伸びている 多くのモノに支えられて生きる そんな生き方が うらやましかった 小さな花が咲く 真っ赤な実がなる あなたが私の希望になる やがて サンサンと浴びる太陽の光 受け葉や茎は大空へ向かい 鮮やかさ増し すくすく育ち 命あるモノの尊き光放ち この苗と共に自分も育つ 5月の空はどこまでも青く 命の呼吸が体中満たす ひたす ら生きることを清く思う ぐんぐん育て 緑の葉 のびのび育て 私の心 ぐんぐん育て 緑の葉 のびのび育て 私の心 優しく 悲しい目をした女性(ひと)が 毎朝 私に 水をくれる あなたの深い想いが 私を大きくさせる だれかの希望になれる そのことがなにより嬉しかった 小さな花を咲かせる 真っ赤な実をつける 私があなたの希望になる 自分がただそこにいるだけで 自分がただ生きているだけで 優しい顔で微笑 みかける そんな誰かの幸せに会える 早くもなく 遅くもなく 日常は鮮やかに過ぎてく 日々少しづつ進んでいく そんな生き方で良いんだと思う ぐんぐん育て 緑の葉 のびのび育て 私の心 ぐんぐん育て 緑の葉 のびのび育て 私の心 雨の日も 風の日も 負けないよう 力強く根をはれるよう 1本の芯が出来るよう
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【歌詞】二つの大きな向日葵〜大槌物語〜 – 「東日本大震災復興希望ソング集」収録

【二つの大きな向日葵〜大槌物語〜】- STAND WAVE 作詞:上野トヨ・可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 緑の茎に葉っぱが付いた 根が沢山のびた苗をもらった 風が強いこの場所で 元気に育つかな 毎日 毎日 水をあげ 毎朝 毎晩 成長を眺め 変わっているような 変わらないような 少しずつ伸びていくのを見守った 一生懸命でも笑えないほど 誰とも話が出来ないほど 灰色になった心 に緑の葉っぱが色をくれた  二つの大きな向日葵  見上げるほど大きく伸びた  今日のこの日を忘れないように  数え切れない種をつけた まぶしいほどの黄色と それを支える太い茎と 懸命過ぎるほど育つ肩に 小さな鳥が羽を休めにきた そんなに歯をくいしばらずに そんなに涙をがまんせずに あなたの心に色が映るように この種がまた花をさかせる 毎年花を咲かせる度に 小さな鳥が羽を休めにくるように あの日を あの年を忘れないように 小さな命を繋ぎ続ける  二つの大きな向日葵  まるで夫婦のように寄り添って  毎日見上げる私に  毎日少しの幸せをくれる  二つの大きな向日葵  そこから育った沢山の向日葵  変わらず毎年咲き続ける限り  あの日は色褪せず 希望になる