ボランティア活動

ボランティア活動

この町の今

宮城県山元町「山下第二小学校」 海沿いにあり、常に波音が聞こえ、モダンな校舎は各地から人が訪ねる素敵な学校でした。 2階まで津波が到達しました。 中は全て流されました。 この秋に取り壊しが決まり、卒業生などが集まりお別れ会をするそうです。 キャンドルジュンさんと、山元町のお母さんと3人で中を見て周り、何か学校の一部を使って、遊具であったり、楽器であったりを作れないか考えました。 学校の時計は全て、「15時19分」で止まっていました。 震災の大きな傷跡は「復旧」と呼ばれる取り壊しなどで、探すことが難しくなっている今だからこそ、この町を見て欲しい、と色々と案内して頂きました。 沢山の想い出と記憶が残る、大きく変わってしまったわが町を、ぜひ見て欲しいと、切に願っているお母さんの言葉が胸に響きました。 同じ日本の、関東から数時間の場所では起きた、大きな出来事を、今の感覚で感じ続けます。 今は笑顔と涙で教えてくれる皆さんの体験を、みなさんと共有できたらと思っています。 「復興」という言葉の意味さえ分からなくなってしまいましたが、この町が少しずつ変わっていく姿を、共に見つめていきたいと思っています。
ボランティア活動

9月11日 月命日

2012年9月11日 宮城県山元町で皆さんとキャンドルを囲んで笑顔でした。 <実感すること・実際に感じること> 明日9月11日は、東日本大震災から1年6ヶ月の「月命日」です。 それと共に、 同じ「11」で繋がった、 2001年9月11日、 アメリカ同時多発テロが起こった日です。 11年前のこの出来ごとが、 僕に、「もっと世の中のことを知りなさい」と教えてくれて、 科学的、非科学的、様々な世の中の仕組みを知るきっかけになりました。 震災は「風化」している、というニュースを聞く機会が増えました。 「ボランティア」減 「アンテナショップの売り上げ」減 「被災した企業への融資・投資」減 僕の実感としては、 まだ、これからスタートを切るための努力が続いている 被災された場所の「今」を、 常に感じ、 自分の身、感覚を持って、今日本で何が起きているのかを実感し続けたい と、思っています。 明日の「月命日」は、宮城県で、 LOVE FOR NIPPONのスタッフとして キャンドルジュンさんのキャンドルを灯し、祈ります。 LOVE FOR NIPPONは、毎月の月命日では、 必ずキャンドルを灯します。 僕は、来月は、2回、大好きな岩手県大槌町を訪ね、 歌を歌ったり、バスケットボール大会のお手伝いをしたり、 みんなと会い、話し、笑い合いたいです。
ボランティア活動

海の恵を知る

今日は、 僕の住む町、 横須賀市長井の魚市場で 毎月1回行われている 「朝市」のお手伝いに行ってきました。 僕は入口で お客さんのご案内をしています。 長井は地ダコがとても美味しいくて、 今日は生きた「地ダコ」も販売。 おそらく、 初めて生きたタコを見た子供たちが集まってきて、 みんな思い切って触ったりして、 おおはしゃぎ。 僕は、 海のない埼玉で生まれ育ち、 魚が嫌いでした。 でも、新鮮で本当に美味しい魚介類を食べると、 魚がこんなにも美味しいのだと知りました。 海の恵の素晴らしさを、 毎日海と共に生きている 漁師さんに教わりました。
ボランティア活動

福島県郡山市「メッセージキャンドル」が出来るまで。

2012年8月25日 福島県郡山市「ビックパレットふくしま」に描かれた メッセージキャンドル
ボランティア活動

あなたに会いにいく

あの日、2011.3.11から1年5ヶ月が経ちました。 ちょうどお盆の時期。 亡くなった方を、迎え・送ります。 昨日、 宮城県山元町を訪ねてきました。 会いたい人がいます。 「ぜん君」 この日、誕生日で6歳になった幼稚園生。 沢山の好奇心と、 屈託のない笑顔で、 いつも僕らに接してくれます。 STAND WAVEのCDを渡したら、歌えるようになった と聞いたので、 「お家ライブ」 をしてきました。 ぜん君宅を訪ねる前に、 今の山元町を知りたくて、 3時間ほど町を廻りました。 沿岸部は、ほぼ壊滅し、 人工16,000人の小さな町で、 4,000棟の家が全半壊し、 主要な駅「山下駅」と「坂元駅」は、 壊れ、線路に草が生えていました。 山元町には高校がないため、 電車を使って高校に通っていた人たちは、 町に住むことが出来なくなり、 人口減少率がとても高くなっています。 若い人が、子育て出来る託児所なども不十分なため、 町自体が、どんどん高齢化していっています。 そんな山元町でくらす「ぜん君」とご家族に会いに行きました。 「被災地にボランティア」 というと、どうもハードルが高いような気がしますが、 「会いたい人に会いに行く」 というのは、とても心をワクワクさせてくれます。
STAND WAVE

だからここに来るんです

「二つの大きなひまわり ~大槌物語~」 STAND WAVEの楽曲にあるこの歌、 上野 トヨさんとの出会いがきっかけで できた思い入れのある1曲です。 大槌町へいくと、 毎回、どこかでお会いしていました。 そして今回は、お家にお邪魔しました。 つもる話はたくさんあって、 孫のようにいつも気にかけてくれる優しいおばあちゃん。 そこで、 STAND WAVEの音楽をいつも聞いてくれているというので 「二つの大きなひまわり~大槌物語~」 をギターだけで生で歌いました。 とても思い入れのある1曲です。 みんなで涙がこぼれました。 悲しい涙ではなく、 幸せの涙でした。 「また来ます!」と約束しました。 そして、夜、仮設商店街でご飯を食べていると 突然電話がなり、急遽 おおつち災害FMのラジオに出演することになりました。 しかも、スタジオで生歌です。 緊張する暇もなく、 本番! 初めてのスタジオで生歌。 気持ちよかったです。
ボランティア活動

子どもたちの笑顔

岩手県大槌町の仮設商店街にある 鮮魚店「河合商店」に遊びに行っている時でした。 沢山話をしたり、 将来の夢を聞いたり、 一緒に歌を歌ったり、 約1ヶ月ぶりの再会でしたが、 長女の「なっちゃん」や「ひかる」や「つばさ」が 僕らと会えるのを楽しみにしていてくれました。 震災直後、 瓦礫で埋め尽くされた大槌町の中を何日も歩き続け、 そしてその瓦礫で「Ape」という とても素敵なCafeを作られた、 リアさんとノリシゲさん。 二人の子ども「いり」ちゃん。 まだ、家の基礎もそのまま残り、 いたるところにガラスの破片があり、 子どもたちは、 満足に走ることもままならないなかで、 ロウソクを作ったり、 おままごとをして、 長い時間を一緒に遊びました。 この日は、 Apeで素敵な音楽のライブ。 岩手出身の松本哲也さんや 東京から来たアーティストさんが まだ街灯もない真っ暗な町に 音楽を奏でてくれました。
ボランティア活動

キャンドルと花火

昨日は宮城県大崎市の 復興花火大会に LOVE FOR NIPPONのスタッフとして、 舞台のキャンドルの飾り付けなどのお手伝いをしました。 キャンドルと花火の幻想的な灯りの共演。 素敵な一日。 そして今日はいよいよ大槌へ!楽しい旅は続きます。
ボランティア活動

8月の出会い旅

「8月の出会い旅」 明日、早朝に家を出ます。 2日に宮城県大崎市で行われる「花火大会」のお手伝いに LOVE FOR NIPPONのスタッフとして参加します。 大崎市は、内陸にあり、津波の被害はないのですが、 地震による建物の倒壊など、 いまだに大きな傷跡が残っています。 この花火大会では、子どもたちが描いた絵が花火になる、 という素敵なイベントのお手伝いをしてきます。 昨年は、花火大会などは自粛が多かったのですが、 今年はたくさんの花火があがって、素敵です。 夜に終わったら、そのまま現地で解散して僕は大崎市で宿泊。 そのまま、第二の故郷、岩手県大槌町に帰省します。 大槌で宿が取れなかったので、釜石の民宿に3泊。 真っ先に、新しくなった「おらが大槌復興食堂」に行き、 3日に開催される、アサヒビール祭りに合流。 生ビールをたらふく飲みます。一杯100円ですって! 大槌、三陸には会いたい人が本当にたくさんいます。 こうして、FacebookやTwitterやmixiやブログなど、 ネットワークは距離を感させないものですが、 やっぱり、 実際に会って、顔を見て、握手して、ハグして、 楽しく笑い合って。 結局それが一番大切だと実感しています。
ボランティア活動

大槌帰省 2012夏

今日、大槌の若き友人から1通のメール。 「かにさん、いつ大槌に来るんですか?」 先日は、 「かにさん、普通に遊びたいっす!」 ニヤリ、として、 その後、喜びが溢れてきました。 もともと、8月上旬に大槌に帰れたら、 とぼんやり思っていたのですが、 今日のメールでスイッチオン! 急いで宿を探したのですが、夏休みもあって、 どこも満室。 でも、釜石で3泊出来る旅館を予約できました。 8月3日から3泊で大槌に帰ります。 予定など一切なしなので、 夏の大槌を満喫したいです。 あの~、とても嬉しいんです。 僕と会える事を楽しみにしていてくれる人がいること。 新しくなった復興食堂に行きたいし、 ゆっくり会いたい人がたくさんいます。 「大槌帰省 2012夏」 よろしくお願いします。