この記事の要約です♫
初心者必見！現役ミュージシャンが教えるDAWの選び方。使いやすさ、価格、将来性から、MacとWindowsのどちらが適しているかまで、プロの視点で解説します。無料で使えるおすすめのDAWも紹介。あなたの音楽人生の第一歩を、ぜひこの記事から始めてみませんか？
初めまして、STAND WAVEのラッパー兼歌い手の可児波起と申します。僕たちSTAND WAVEは、1998年に結成し、「ネイチャーヒップホップ」というジャンルで、生きることや大自然といった普遍的なテーマを歌ってきました。おかげさまで、メジャーデビューを果たし、25年間活動を続けています。
音楽制作を始めたばかりの頃は、DAWの選び方に頭を悩ませたものです。そこで今回は、初心者の方に向けて、DAWの選び方について解説していきたいと思います。また、音楽制作に適しているのはMacなのかWindowsなのかについても、僕なりの見解を述べさせていただきます。
【人気定番DAW：DTM】
・Steinberg： [CUBASE ELEMENTS] | 初心者の決定版 低価格高音質
・Steinberg ：[CUBASE PRO] | 愛用者世界No.1 圧倒的な最先端
・PreSonus ：[Studio One] | STAND WAVE 愛用 最高音質 軽い動作
・IMAGE-LINE： [FL Studio] | EDM・ビートメイキングの決定版
【第一部：DAWとは何か】
まず、DAWとは何なのでしょうか。DAWとは、Digital Audio Workstationの略で、音楽制作ソフトウェアのことを指します。簡単に言えば、コンピュータ上で作曲、録音、編集、ミキシング、マスタリングなどの作業を行うためのソフトウェアです。
昔は、大規模なレコーディングスタジオでしか音楽制作ができませんでしたが、DAWの登場によって、自宅でも高品質な音楽制作が可能になりました。今や、プロのミュージシャンはもちろん、アマチュアの方々も、DAWを使って音楽制作を行っています。
DAWの主な機能
DAWには、以下のような主要な機能があります。
- 録音：マイクやインストゥルメントからの音声を録音する機能
- 編集：録音した音声を編集する機能（カット、コピー、ペーストなど）
- MIDIシーケンス：MIDIデータを録音・編集する機能
- オーディオミキシング：複数のオーディオトラックのバランスを調整する機能
- プラグイン：エフェクトや仮想楽器を追加する機能
- オートメーション：音量やエフェクトのパラメータを自動で変化させる機能
これらの機能を駆使することで、自分の思い描いた音楽を形にすることができるのです。
【高コスパ：おすすめオーディオインターフェイス】
・Focusrite：Scarlett 2i2 | 人気No.1 高音質低価格
・Steinberg：UR22mkII | 一つ上の高機能高音質
・MOTU M2 | iPhone・iPad対応のプロ使用
・Universal Audio Apollo Solo | 可児波起 愛用 プロ仕様
【第二部：初心者に最適なDAWの選び方】
では、初心者の方には、どのようなDAWを選べばいいのでしょうか。ここでは、初心者に最適なDAWの選び方について、いくつかのポイントを挙げていきます。
1. 使いやすさ
初心者の方は、まず使いやすさを重視しましょう。直感的に操作できるインターフェースを持ったDAWを選ぶことをおすすめします。例えば、AppleのGarageBandやPreSonusのStudio Oneは、シンプルで使いやすいインターフェースが特徴です。僕自身、Studio Oneを愛用していますが、初心者の方でも扱いやすいと感じています。
2. 充実したチュートリアル
初めてDAWを使う方にとって、チュートリアルは非常に重要です。充実したチュートリアルを提供しているDAWを選ぶことで、スムーズに操作方法を学ぶことができます。AbletonのLiveやImage-LineのFL Studioは、分かりやすいチュートリアルが用意されています。
3. 価格
予算も重要な選択基準の一つです。初心者の方は、高価なDAWを購入する必要はありません。手頃な価格帯のDAWから始めるのがおすすめです。例えば、CockosのReaserやBandlabのCakewalkは、無料で使えるDAWとして人気があります。
4. 将来性
将来的に音楽制作を続けていきたいと考えている方は、アップグレードの可能性も考慮に入れましょう。機能拡張が可能で、プロの現場でも使われているDAWを選ぶことで、長く使い続けることができます。STEINBERGのCubaseやAvid TechnologyのPro Toolsは、プロの間でも人気が高く、アップグレードにも対応しています。
【スタジオ定番モニターヘッドフォン】
・SONY：MDR-CD900ST | 世界で一番使われているモニターヘッドフォン
・SONY：MDR-M1ST | ハイレゾ対応 次世代の世界定番ヘッドフォン
・AKG：K240 STUDIO-Y3 | 初心者定番 1万円を切ってこの音質
・オーディオテクニカ ATH₋M20x | 低価格高音質 高コスパの定番
【第三部：MacとWindowsのどちらが音楽制作に適しているか】
次に、音楽制作に適しているのはMacなのかWindowsなのかについて、僕の考えを述べさせていただきます。
Macのメリット
Macは、音楽制作に適していると言われています。その理由の一つは、CoreAudioという優れたオーディオドライバーを搭載しているからです。CoreAudioは、低レーテンシーでオーディオ処理ができるため、音ずれが少なく、ストレスなく作業ができます。
また、Macは、音楽制作ソフトウェアとの相性が良いことでも知られています。LogicやGarageBandといった、Appleが開発したDAWは、Macとの親和性が高く、安定した動作が期待できます。
Windowsのメリット
一方、Windowsは、価格面でのメリットがあります。Macと比べると、同スペックのマシンを安く購入できるため、予算を抑えたい方にはおすすめです。
また、Windowsは、ユーザーがハードウェアを自由にカスタマイズできる点も魅力です。自分の好みに合わせて、パーツを選んでPCを組むことができます。
どちらを選ぶべきか
結論から言えば、どちらのOSを選んでも、音楽制作は可能です。大切なのは、自分が使いやすいと感じるOSを選ぶことです。慣れ親しんだOSを使うことで、スムーズに作業を進められるでしょう。
僕自身は、MacとWindowsの両方を使っています。曲作りやレコーディングの際は、主にMacを使用し、ライブ演奏の際は、WindowsのPCを使っています。用途に合わせて、使い分けているのです。
【レコーディング用マイク決定版】
・オーディオテクニカ：AT2020 | 世界で100万本売れた定番 低価格
・RODE：Rode NT1A | フルセットが嬉しいEDITORS CHOICE受賞マイク
・AKG：C214-Y4 | レコーディングスタジオ定番マイク
・Neumann：TLM 102 | 自宅でプロクオリティ ノイマンのコンデンサー
【第四部：初心者が最初に選ぶべきDAW】
ここまで、DAWの選び方やMacとWindowsの違いについて解説してきました。では、具体的に、初心者の方はどのDAWを選べばいいのでしょうか。
1. GarageBand（Mac）
Macをお使いの方には、GarageBandがおすすめです。GarageBandは、Macに標準で搭載されているDAWで、無料で使うことができます。シンプルなインターフェースで、初心者でも扱いやすいのが特徴です。また、Appleが提供しているため、Macとの相性も抜群です。
GarageBandには、多彩なループ素材が用意されており、それらを組み合わせるだけで、簡単に曲作りができます。作曲に慣れていない方でも、気軽に音楽制作を始められるでしょう。
2. Cakewalk by BandLab（Windows）
Windowsユーザーの方には、Cakewalk by BandLabがおすすめです。Cakewalkは、以前は有料のDAWでしたが、現在はBandLabが無償で提供しています。
Cakewalkは、本格的な機能を備えながらも、初心者にも使いやすいインターフェースが特徴です。MIDIエディタやオーディオエディタが充実しており、細かな編集も可能です。また、VST3プラグインにも対応しているため、サードパーティ製のプラグインを追加することもできます。
無料とは思えない高機能なDAWなので、Windowsユーザーの方は、ぜひ試してみてください。
3. Studio One Prime（Mac/Windows）
MacとWindowsのどちらでも使えるDAWとしては、Studio One Primeがおすすめです。Studio One Primeは、PreSonusが提供する無料版のDAWです。
Studio Oneは、直感的なインターフェースと高い操作性が特徴で、初心者でも扱いやすいDAWとして人気があります。Primeは無料版ですが、有料版の基本的な機能は網羅されており、音楽制作に必要な機能は一通り揃っています。
また、Studio Oneは、有料版へのアップグレードが可能なので、将来的に機能拡張が必要になった場合にも対応できます。
【DAW用おすすめプラグイン】
・WAVES プラチナ | 世界標準のプラグインエフェクト
・antares Auto-Tune | 音程補正 ケロケロボイスの決定版
・Native Instruments KOMPLETE13 ULTIMATE | これで全て揃うプラグイン完全版
・ボーカロイド 初音ミク | ボカロの決定版
【よくある質問】
Q1. DAWを使うために必要なスペックは？
A1. DAWを使うためには、ある程度のスペックが必要です。CPUはIntel Core i5以上、メモリは8GB以上、ストレージはSSDがおすすめです。また、オーディオインターフェースを用意することで、より高品質な音楽制作が可能になります。
Q2. 無料のDAWと有料のDAWの違いは？
A2. 無料のDAWは、基本的な機能は備えていますが、有料版に比べると機能が限定されています。有料のDAWは、より高度な編集機能や、豊富なプラグインが利用できます。ただし、初心者の方は、まず無料のDAWで基本的な操作を学ぶことをおすすめします。
Q3. オーディオインターフェースは必要？
A3. オーディオインターフェースは、必ずしも必要ではありませんが、あると便利です。オーディオインターフェースを使うことで、レイテンシーを低く抑えられるため、ストレスなく録音ができます。また、マイクやギターを直接接続できるので、録音の幅が広がります。
Q4. MIDIキーボードは必要？
A4. MIDIキーボードも、必須ではありませんが、あると便利です。MIDIキーボードを使えば、リアルタイムで演奏を録音できます。また、鍵盤を使って和音を入力することもできるため、作曲がスムーズに行えます。
Q5. プラグインは必要？
A5. プラグインは、DAWの機能を拡張するためのソフトウェアです。エフェクトプラグインを使えば、様々な効果を音に加えられます。また、インストゥルメントプラグインを使えば、実際の楽器を使わなくても、リアルな音色を再現できます。初心者の方は、まずはDAWに付属のプラグインを使ってみることをおすすめします。
【世界定番：ダイナミックマイク】
・SHURE SM58 | 世界No.1の定番マイク ライブには必須
・SHURE SM57 | 楽器の録音ならこれ！世界定番マイク
・ゼンハイザー XLR | 女性ボーカル際立たせる秀逸マイク
・Electro-Voice ND76 | ビートボクサーに絶大な人気 高音圧
【まとめと感想】
いかがでしたでしょうか。今回は、初心者の方に向けて、DAWの選び方について解説しました。DAWを選ぶ際は、使いやすさ、チュートリアルの充実度、価格、将来性などを考慮することが大切です。
また、MacとWindowsのどちらが音楽制作に適しているかについても、僕なりの見解を述べさせていただきました。結論として、どちらのOSを選んでも音楽制作は可能です。自分が使いやすいと感じるOSを選ぶことが重要だと思います。
初心者の方には、GarageBand、Cakewalk、Studio One Primeといった無料のDAWがおすすめです。これらのDAWを使って、基本的な操作を学んでいただければと思います。
音楽制作は、奥が深く、終わりのない探求の旅だと僕は考えています。DAWを使いこなすには、時間と努力が必要ですが、自分の思いを音楽で表現できた時の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。
ぜひ、DAWを使って音楽制作を始めてみてください。そして、自分なりの表現方法を見つけていってほしいと思います。音楽の世界に、新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。