STAND WAVE

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小学校でレコーディング

僕の住む、横須賀市長井には、 「長井小学校」 という学校が一つだけあります。 なので、 長井の子どもたちのほとんどは、 この小学校に通っています。 地元でのゴミ拾いなどを通じて、 学校を何度か訪れたりしていたのですが、 ひょんなことから、 学校からオファーを受けました。 「子どもたちの声を録音して、  その歌声に合わせて、運動会でダンスを踊りたい」 運動会の発表と言えば、 伝統的な民謡などを使うことが多いのですが、 そんな中で、 今時の音楽で、今時のダンスを。 そんな新しい試みをしたいと、伝えられました。 STAND WAVEは、 自宅でレコーディングをしています。 現在は、機材やソフトも発達して、 自宅でも、高音質のレコーディングが出来るようになっています。 また、ノートパソコンを持ち出せば、 どこでもレコーディングが出来ます。 それを生かして、 学校でレコーディングをすることになりました。 小学校3年生。 今日のレコーディングの為に、 一生懸命、歌を練習してきました。
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とても大切な人

音楽をしていると、 ときどき、 とても大切な人に出会うことがあります。 その瞬間は、 胸が大きく波打ち、 心が高揚します。 STAND WAVEとして以前活動していたとき、 そんな 大切な、 大きなお兄さんに出会いました。 野村義男さん。 ずっと芸能界・音楽界でトップを走り続け、 それなのに、 とても暖かくて、心の大きな人。 僕は、 ずっとずっと大好きです。 2006年に有線放送でオンエアーされている 「野村義男のフレッシュミュージシャン」 という番組に曲を応募したのがきっかけでした。 1週間の中で選ばれる「優秀曲」に選ばれ、 その後、 優秀曲を集めた「フレミューアワード」で、 最優秀曲に選ばれました。 豪華賞品と、番組への出演。 初めてスタジオでお逢いした 大切な人は、 まず、STAND WAVEの曲の賛辞から言葉をはじめて下さいました あっという間の収録が終わり、 なごりおしく別れ、 それから数ヶ月後、 STAND WAVEのCDのリリースに伴って、 また番組に出演させて頂きました。 僕がSTAND WAVEのCDのコンセプトや意気込みを語ろうとしたとき、 その大きな人は 「もう、STAND WAVEの音楽だけ聴けば分かっているよ」 と、僕に伝えてくれました。
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【歌詞】二つの大きな向日葵〜大槌物語〜 – 「東日本大震災復興希望ソング集」収録

【二つの大きな向日葵〜大槌物語〜】- STAND WAVE 作詞:上野トヨ・可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 緑の茎に葉っぱが付いた 根が沢山のびた苗をもらった 風が強いこの場所で 元気に育つかな 毎日 毎日 水をあげ 毎朝 毎晩 成長を眺め 変わっているような 変わらないような 少しずつ伸びていくのを見守った 一生懸命でも笑えないほど 誰とも話が出来ないほど 灰色になった心 に緑の葉っぱが色をくれた  二つの大きな向日葵  見上げるほど大きく伸びた  今日のこの日を忘れないように  数え切れない種をつけた まぶしいほどの黄色と それを支える太い茎と 懸命過ぎるほど育つ肩に 小さな鳥が羽を休めにきた そんなに歯をくいしばらずに そんなに涙をがまんせずに あなたの心に色が映るように この種がまた花をさかせる 毎年花を咲かせる度に 小さな鳥が羽を休めにくるように あの日を あの年を忘れないように 小さな命を繋ぎ続ける  二つの大きな向日葵  まるで夫婦のように寄り添って  毎日見上げる私に  毎日少しの幸せをくれる  二つの大きな向日葵  そこから育った沢山の向日葵  変わらず毎年咲き続ける限り  あの日は色褪せず 希望になる