STAND WAVE

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eco japan cupで歌ってきました。

「eco japan cup 2011」 のご報告を。 僕の住む、神奈川県横須賀市長井にある 「給水塔」 と呼ばれる場所を歌った、 STAND WAVEの「給水塔」という曲を歌ってきました。 12月17日に、東京ビックサイトで 「eco japan cup 2011 エコミュージック部門」 の最終選考、公開審査会が開かれました。 「エコプロダクツ2011」 という、3日間の来場者数が18万人くらいの ビックイベントで、 eco関連のブースが700以上出てました。 その1角に、ステージが出来て、 お客さんもいて、 審査員の方もいて。 朝、8時に入ってリハーサルして、 それで、ずっと緊張して待ってまして、 15時くらいから本番でした。 最初5分、自己紹介や曲への想いを話し、 次の5分で歌って、 最後の5分で審査員の方々と質疑応答、 となっていまして、 ただ歌って終わりではないので、 色々と想いを考えていったり、 音楽以外の部分でも、 色々とお話出来ました。 特に、僕がお話ししたかったのは、 今回のeco japan cup 2011が 「エコ復興」 というテーマを掲げているので、 僕が、被災された場所に行って音楽を届けるきっかけになった
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eco japan cup 2011 最終選考会

STAND WAVEは 「生きる」や「大自然」といった 普遍的なテーマを歌ってきました。 そんな中、 僕の住む、神奈川県横須賀市長井にある 「給水塔」 と呼ばれる場所について歌った、 その名も 「給水塔」 という曲が、 環境省・国土交通省・総務省・三井住友銀行さんなどが主催されている 「eco japan cup 2011」 の、エコミュージック部門の最終選考に残ったのです。 この「eco japan cup」には、 様々な部門がありまして、 ビジネス部門や提言部門といったものから、 アート・ミュージックまで幅広く 「eco」 というのを広めていこう、 という主旨の元に、毎年開催されています。 今年から、最終選考が公開審査となり、 多数の応募の中から、 5組が選ばれ、 12月17日(土)に、 東京ビックサイトで開かれる 「エコプロダクツ 2011」 の会場で最終選考会が開かれます。 この「給水塔」という曲は、 僕が大好きな、長井の場所を歌った曲なのですが、 そこから見える景色や匂い・空気感を実感して、 自然の大切さ、共に生きていく、ということを歌っています。 その、「実感すること」、「本質を感じること」 が、自然を大切にしたい、という気持ちに変わり、 それが、ゴミの分別であったり、節電であったり、 という実際の行動に繋がっていくと、思っています。 当日は、 Ustreamで、最終選考会が生放送されるそうです。 毎日、練習しています。 とても大きな舞台なので、 緊張しています。
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STAND WAVEの歌は遠くに届く。

10月27日に、 久しぶりに「Live」をしました。 昨年の8月以来、 ライブという形で、人前で歌うのは1年以上ぶりです。 家での音楽制作はしていたのですが、 なかなか、 色んなタイミングが合わず。 で、 今回は、 千葉県にある、 障がい者の事業所の10周年記念パーティーにお呼ばれしてのライブでした。 場所は、 東京ディズニーリゾートにある、 ホテルの最上階。 なんだか、凄いです。 不思議なご縁で、 僕の「きなり」のCDが、 こちらの事業所に届き、 ずっとずっと聞いていてくれて、 今回の10周年にあたって、 ゲストとして来てほしい、 と、 ホームページから連絡が来ました。 僕は以前から 福祉に関わる仕事をしているのもあり、 何か同じ空気感を感じることが出来たので、 お受けすることになりました。 しかし、 1年以上、人前で歌っていなかったので、 リハーサルを一生懸命しました。 体が、歌う体になっていないので、 まずは、その感覚を取り戻すのに必死でした。 さて、 本番。 事業所に通う利用者さんたちは、 本当にSTAND WAVEのCDを沢山聞いていてくれていて、 歌い出すと一緒に歌ってくれます。
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復興希望ソング「希望がある」

9月下旬に、 宮城県と岩手県に 2泊3日で行ってきました。 津波の被害の大きかった所を見てきました。 震災から半年、 避難所は閉鎖されはじめ、 仮設住宅で生活を始められている中で、 メディアでも、 「原発・放射能」の話はあっても、 「震災・復興」の話を聞く機会が凄く減ってきたように思います。 今、どうなっているのか。 現地に行きました。 正直、復興とは、とてもほど遠い、 まだまだ、何も片づいていないほどの場所がほとんどで、 特に、岩手県の陸前高田市は、 町ごと草原になってしまい、 あまりの壮絶な光景に言葉を失いました。 2泊したペンションと旅館は、 いずれも、被災された方の避難所となっていた場所で、 僕らが訪れたときに、 ちょうど最後の方が仮設住宅に移られる日でした。 チェックアウトの際に、 そっとSTAND WAVEのCDを差し出しました。 STAND WAVEは、 「音楽で何ができるのだろう」 と自問自答してきましたが、 劇的に何か大きな変化を起こすことは出来なくても、 人々の心に寄り添えるのではないか、 と想い、 「復興希望ソング」 と名付けて 曲を作っています。 第1弾として 「幸せの歌」 を作りました。
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最新曲「幸せの歌」

震災以降、 このブログで、 何度か新しい曲が出来て、レコーディングする、 と書いたのですが、 曲は出来たのですが なかなかレコーディングして音源にして、 ということが出来なかったのです。 「何のために音楽をやるのか」 自分が楽しければ良かったのかもしれません。 誰かにメッセージを伝えたかったのかもしれません。 でも、 震災で、そういった、音楽への価値観が、 大きく変わってしまっていて、 「何のため」 ということを考え始めると、 どうしても音楽に向かい合うことが出来なくなってしまったんです。 「音楽を手放す」 僕は、 音楽から距離を置き、 日々を、とにかく、必死に、平穏に過ごしていました。 震災・復興・原発・放射能、、、、、 いやでも、 ネガティブな情報が入ってきて、 前向きになることが難しい中で、 必死で平穏を維持していました。 時間は、だんだん忘れさせてしまいます。 いつの間にか、 忘れてしまいます。 残酷です。 そういった中で、 台所の下からお米を取り出し、 頭を上げた瞬間、 音楽が降ってきました。
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本当に大事なものは 目に見えないのかもしれない

大切なものは何か。 そういったことをとても考え、 そして感じさせてくれました。 「つながり」 かけがえのないものを感じることが出来ました。 10月30日に予定されていた長井小学校の運動会は、 台風や大雨の影響で、 11月2日に延期になりました。 さて、昨日、 秋晴れの中、運動会が行われました。 僕は、「来賓」という、 なんとも凄そうな場所に招待されました。 朝礼台の横に張られたテントの下の椅子に腰をかけると 向こう側に座った子どもたちが大声で 「なみく~ん!」 と呼んでくれています。 大きく手を振ります。 みんな僕のことを覚えていてくれて、 それも、遠くから発見してくれて、 いっせいのせ~、で呼んでくれたんです。 それからは、 テントの前を通るときは、 手を振ってくれたり、名前を呼んでくれたり、 後ろから会いに来てくれたり、 多くの子どもたちと触れ合いました。 さて、 今回の運動会の、僕らとしての目玉、 3年生の発表が近づいてきました。 プログラムを見ながら、 ドキドキしながら、その時を待ちました。 子どもたちは、 今日の為に用意した衣装を身にまとい、 校庭の真ん中に集まり、 曲が始まりました。
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100人分の「ありがとう」

「苦手だった音楽が好きになりました」 「また、なみくんと歌いたいです」 「将来の夢が決まりました」 「緊張したけど、とても楽しかったです。また録音したいです」 「お腹から声を出したら、歌がうまくなりました」 沢山の言葉が、届きました。 長井小3年生のレコーディング。 無事終わり、編集作業も済み、 完成版を学校の先生に渡してきました。 「号泣です」 渡した直後に、先生からこんなメールをもらいました。 7月に1回目のレコーディングをした時に比べ、 驚くほど歌に自信を持ち、 歌う喜びに溢れた 子どもたちの声が、 大人の心を揺さぶります。 出来上がりを何度も聞きました。 いまだに鳥肌が立ちます。 完成版を聞いた子どもたちが、 今回のレコーディングについての感想文を書いてくれました。 100人分の気持ちが詰まった原稿用紙を受け取りました。 丁寧に丁寧に、1枚1枚じっくりと夫婦で読みました。 子どもたちの素直な気持ちが沢山伝わってきました。 ミュージシャンとして活動しています。 それは、 自分たちの曲を発信する活動であります。 でも、それだけではなく、 こうして、 「音楽」 という可能性を伝えることが出来るんだ、 ということを、僕らが教えてもらいました。
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録音編集と洗濯機

先日、長井小学校で録音した 3年生の歌声をミックスしています。 ミックスというのは、 録音したそのままの状態にお化粧をしてあげる、 というような作業です。 声の低域と高域をカットすることで、 子どもたちの一番張りのある部分が前に出てきて、 歌に迫力が出ます。 声の声量のばらつきを整えて、 安定感を加えます。 ただ聞いただけでは、 どこをミックスしたの、 というくらい分からない、細かい作業をするんです。 ありのままの良さ、というのも当然ありますが、 薄化粧をすることで、 その人の魅力が引き出されるように、 写真を撮るときに ライティングでイメージが変わったり、 音楽でも、そんなことをしています。 出来上がりにはもう少し時間がかかりそうですが、 楽しみながらやっていきたいです。 と、思ったら、 洗濯機が壊れました。
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子どもたちは笑顔で歌う

今日は、先週に引き続き、 僕らの住む、 横須賀市長井にある 「長井小学校」 に行ってきました。 いよいよ本番のレコーディングです。 7月、 初めて学校に機材を持ち込み、 3年生の歌声を録音しました。 その時は、 みんなとも初対面で、 みんなも知らない大人を前に緊張気味。 そのままレコーディングに突入したので、 緊張感たっぷりでした。 でも、今回は、 先週、歌唱指導に行き、 みんなとも仲良くなり、 楽しく本番を迎えられました。 レコーディングの前からみんなの顔がキラキラしています。 まず最初に全員で歌った後、 男の子だけ集めて、録音開始。 その後、女の子です。 今回は、歌詞も全部覚えたので、 歌詞カードを持たず、 マイクの後ろに立つ僕の方をじっと見ながら 満面の笑顔で歌います。 こんなにも変わるのか。 子どもたちの歌声には張りがあり、 伸びやかで、 聞いているこちらも気持ちよくなります。 一生懸命歌った後は、みんなぐったりしていましたが、 とても充実感に溢れた顔をしていました。
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長井小で歌唱指導の巻

さて。 今日は、 STAND WAVEとして、 僕の住む、横須賀市長井にある、 長井小に招かれました。 「歌唱指導」 です。 先生です。 以前、このコラムでも書いたのですが、 長井小の3年生が、 今年の運動会で、 自分たちの歌声でダンスを踊る、 というのを企画していまして、 その歌声をレコーディングしたのですが、 やはり、 初めての経験、 ということもあり、 子どもたちも緊張して、 なかなか思い通りに実力を発揮することが出来ませんでした。 先生方と色々と相談した結果、 僕が、歌唱指導し、 再度レコーディングしてはどうか、 ということになりました。 ということで、 朝9時から小学校へ。 3年生は3クラスあるので、 それぞれに1時間ずつ、 計3時間、音楽をしてきました。 ただ、 大切なことは、 本番で子どもたちが思い切り歌えることです。 ですので、 細かい音程などを指導する、 というよりは、 コミュニケーションを沢山取って 当日リラックスして望める、 という形を作りたいと思いました。 さて、 人の名前を呼ぶ、 という行為は非常に難しく大切なことです。 当初、子どもたちは、 僕のことを 「お兄さん」や「ねえ」などと呼んでいました。 それでは心は通じません。