沖縄県名護市の女性から
素敵なお手紙とDVDが届きました。
2月上旬に
沖縄の基地問題について実感したくて
普天間基地と、
移設先の名護市「辺野古」を訪ねました。
辺野古では、
5800日以上も、
抗議や座り込みをしている人たちと
何時間も話し、
そもそもなぜ反対なのか、
反対した場合、普天間基地はどうなるのか
など、たくさん教えてもらい、
僕は、自分の意思として、
辺野古移設に反対したい、と選択しました。
後日届いた手紙には、
「あなたの基地問題を知ろうとする熱意に感動しました」
と書いてあり、
僕が被災された場所を訪ねて続いている事について、
「お互いに信念を持って、
それぞれの場所で頑張り続けましょう」
と書いてありました。
僕は、
頑張り「続けましょう」という
続けることの大切さが
この一言に込められている気がしました。
先日、
辺野古にある、
名護漁協が、移設に賛成の決議をしました。
たくさんの保証金が出て、
海にコンクリートを流し込み、
世界有数の珊瑚の海を
死の海にしてしまいます。
とても怖かったんです。
僕らは、今、そして
これから生きていく「子どもたち」に
胸を張って生きていきたいと思っています。
自然は、
一度壊れてしまったら
もとに戻るのにどれだけ時間がかかるのか。
ましてや、
珊瑚は、繊細な生き物で、
世界的に白色化が進み、
とりかえしがつきません。
守るべきものは、
次世代に残すもの。
これは、
東日本大震災、
3.11後の世界を生きる
僕ら大人が問われていることです。
三陸では、
海と一体である
木や山が塩害でボロボロで、
それを必死に再生させようと
海の人、山の人が
日々向き合っています。
TPP参加で、
農業は約半分の3兆円減になります。
そのかわり、工業などで相殺されるそうです。
食べるものを、作る人、
自然の恵みを分けてもらう人、
そういった、
人が生きていく根元が揺らいでいます。
日本は資源がないと言われていますが、
「水」
という、とてつもない資源を持っています。
これは、
海と山を大切にし、
人と自然が共存してきたからです。
もう、これ以上、自然を壊すことなく、
共に生きるために、
僕は、また沖縄にいきます。
何も出来ませんが、
辺野古のテント村で、
座ってきます。
ただそれだけで、
力になれることを知れたので。
今、を感じ、心のまま動き続けなければ、
声をあげ続けなければ、
僕は、
原発事故の時のように、
一生後悔するでしょう。
今を精一杯。
あさってから、
沖縄に行って、
海を見ながら座ってます。
写真は、
名護市で見つけた、
移設賛成と反対のメッセージ。