「続けて 5,800日」
今回、突然思い立って沖縄に来ました。
先日、ほとんどテレビにでない
モンゴル800がミュージックステーションに出演し、
その時に、キヨサクさんが、
「No Osprey(オスプレイ)
No Nukes( 原子力、核)」
というシャツを着ていたのが話題になりました。
紅白で斉藤和義さんのギターストラップに
「NUKE IS OVER(原子力は終わった)」
と書いてあり、
アーティストが
あえてテレビ出演をし、
メッセージを発信しています。
「No Nukes」
福島第一原発の事故後、
たくさん見たメッセージ。
でも、キヨサクさんの
「オスプレイ」
については、
僕の中では、
正直あまりピンときませんでした。
彼が何を伝えたかったのか?
もうすぐ、
東日本大震災から丸2年が経ち、
3年目になります。
これからが、さらに僕自身にとっての
本格的なアクションのスタートだと思っていました。
その3月11日を前に
三陸から遠く離れた、
日本の反対側の沖縄の問題を体感することで、
もっともっと自分自身を豊かにしていきたいと思い、
2日後の航空チケットを取っていました。
様々な場所を訪ねながら、
沖縄の今を感じていると、
それは、
メディアなどで知ることとは
あまりにも温度感が違いました。
そして今日、
普天間飛行場の移設先として
ずっと名前があがっている
「名護市 辺野古(へのこ)」
に行ってきました。
辺野古と米国基地を隔てるフェンスに
たくさん結びつけられた横断幕。
そして、
珊瑚やジュゴンなどが生息する、
豊かな自然を守ろうとする人たち。
世代交代がありながらも、
基地移設反対の座りこみを始めて
「5,800日」以上。
一日も休むことなく、毎日です!
沖縄の新聞では、
毎日、基地やオスプレイのニュース。
関東には届かない、その温度。
やはり、
何事も、
その場所に行かないと、
実感、体感することが出来ないのだと
改めて思いました。
テントで座り込みで抗議行動をされている方々と、
何時間も話し、
ただ、反対ではないこと、
代替案、これからなどをお聞きしました。
何度も繰り返し言われたこと。
「僕らがここで座っている限り、
基地の建設が一日伸びる。
明日も座ればもう一日伸びる。
そうしてたら、こんなに長い日数になりました。
その間に知恵を出し合ってます」
と。
とにかく、続けることなんだと。
僕は、沖縄の歴史や今、そして基地などの知識や認識が薄いので、
安易に結論を持てません。
ただ、
震災から、もうすぐ730日。
沖縄でこうして活動している人たちに出会え、
僕自身、
まだまだこれからだと、
勇気をもらいました。