2012

STAND WAVE

「この町 / STAND WAVE」

この町 / STAND WAVE  この町の この場所の においが好き  沢山の時や人が 築き上げた このにおい  あの日から この町が とても愛しい  大切な面影が においと共にそこにある ひと夏が終わり 草も長く伸び 生々しい傷を覆い隠し まるで何事もなかったかのように 新しい草原が続き 気持ちが薄れ 意識も薄れ 心が叫ぶ「元に戻れ」 ずっと守り続けていた物が 記憶の中でこぼれ 神社を曲がり 急坂を上り みんなのいる校庭に走り 遠くから友の名を呼び 騒がしい一日が始まり この町で産声を上げ 成長を遂げ 愛が生まれ 家族が増え この町で孫を見つめ 笑い声に包まれ 想いは受け継がれ 大きく大きく変わってく 思い出せないほど変わっていく でも この町のにおいだけは変わらない この場所が持つにおい  この町の この場所の においが好き  沢山の時や人が 築き上げた このにおい  あの日から この町が とても愛しい  大切な面影が においと共にそこにある 誰かを愛する気持ちと同じように この町で生き続けたいと想うように それはとてもシンプルで 純粋で 大きな理由など無くて 「この町が好き」 「この町のにおいが好き」 ただそれだけを胸の奥に 竹林やキンモクセイのにおい 柔らかい潮風のにおい あの日からずいぶんと気持ちが変わった 知らない人と挨拶を交わした 一人一人の距離が近くなった 他人の事を真剣に考えられるようになった 大切なものがもっと大切になった 遠く離れていった人のことを想った この町を想う気持ちが強くなった この町のにおいがとても好きになった
ボランティア活動

長井の朝市

僕の暮らす 神奈川県横須賀市長井。 毎月、第二土曜日に開催される 漁師直売「長井の朝市」 お手伝いを始めて3年くらいたち 今では、僕は漁協の会議にも参加させて頂いていて、 魚にもずいぶん詳しくなりました。 古き良き伝統や文化。 漁師さんや農家さんがたくさんいます。 素敵な町なんです。 そういった場所で生きているからでしょうか、 三陸と同じような空気感を感じます。 12月に行われた朝市に、日本テレビさんが取材に来て下さり、先日放送されました。 おっと、 パンチングを逆にかぶり、 メガネの人。 僕みたいです。 伝統や文化を守っていくこと。 新しい風を吹き込むこと。 ずっと続けていくこと。 たくさんの事を教えてもらっています。 29日、30日は、 年末特別朝市。 お手伝いに行っています!
ボランティア活動

山と海の放射能測定所

岩手県大槌町吉里吉里にある cafe & bar 「Ape」の ノリシゲさんと娘のイリちゃんとの1枚。 イリちゃんは、ワンパク全開で、 僕の帽子を取っては、投げる、 笑う、をひたすら繰り返します。カワイイんです。 ノリシゲさんと妻のRiaさんは、 夫婦で音楽をしていて、 震災後にお二人で、 「歩きましょう」 という素晴らしい曲を発表。 「浜のミサンガ」 のCM曲にも使われています。 お二人とも、 震災の津波被害と共に 放射能問題にも意識が高く、 今年5月に、Apeで、僕を交えて 「放射能勉強会」 を開いたり、 「チェルノブイリ・ハート」 の上映会をしたり。 先日も、横須賀に戻る日に Apeに寄って、お二人と 放射能からエネルギー問題までたくさん話して帰ってきました。 岩手県大槌町は、 瓦礫と呼ばれてしまった 誰かの大切なものの、 広域処理で、たびたび名前が出てきたりして、 色んな意味で悲しく複雑な思いをします。
ボランティア活動

パソコン教えて

「大槌 STANDING STANDING」の岡野シゲオさんとの1枚。 「かにちゃん、パソコン教えて」 「いいですよ!」 の風景。 この素敵な場所は、 岩手県大槌町の「おらが大槌復興食堂」の横に出来た、近未来のようなドームの中です。 シゲオさんの少年のようなキラキラした顔は、何か新しいものを生み出す時のウキウキ顔です。 何が出来るか、楽しみにです!
ボランティア活動

なぜ大槌なんですか?

「なぜ大槌なんですか?」 よく聞かれます。 「なぜ」というのが分からなくて、その度に色々理由を考えて答えてました。 震災があって、もちろん最初は「被災地支援」として「音楽」を届ける、と考えていました。 でも、だったら、もっと色々な場所で音楽を届ける、ということに一生懸命になれたと思うのですが、今回も歌は歌ってないですし、 じゃあ 「何しに行っているんですか?」 と、言われることもあり、その「何」にも理由が見つからなくて。 でも、昨日、分かったんです。 僕は、 「岩手県上閉伊郡大槌町」が、 そこで暮らす人たちが、 ただただ「好き」なんだと。 恋人のような、 そんな「好き」だから、 「なぜ」にも「何」にも、 「好きなんです」って、はにかみながら答えるんです。 ノリさんの実家があった大槌町吉里吉里に「Ape」という素敵なお店を手作りで作って、 津波浸水した場所は、 基礎を作ってはいけない、 人が住んではいけない、 など 決まり事がたくさんあって、 だから、ビニールシートや廃材で、お店作って、 そこで、大槌のバンド「Prisoner.11」が大音量で何にもなくなった町に音を響かせて、
ボランティア活動

小さな幸せの時

行きたい場所、 会いたい人がたくさんいるので、 小走りで大槌を駆け回っています。 今は高台のプレハブの仮設校舎に移転した 旧大槌北小学校跡に昨年出来た仮設商店街 「福幸きらり商店街」 そこに店を構える「河合商店」 店主、秀保君とは同い年だから、 意気投合してからは、時間があると顔を出して長居してます。 秀保君の長男「ひかる」。 昨日は「カッコつけてくる」と、 ロックンロールで登場。 「この革ジャンボロボロでよ~。津波で流されたのを何回も洗ったのさぁ」 小学校2年生の「ひかる」には、 こうして震災の記憶と事実が残っていて、それを誇り高く着こなしていました。 そして、先月から、 鮮魚「河合商店」の贈り物用に貼る紙や 各商品に貼るシールのデザインを 秀保君夫婦と考えてきて、 昨日ついに完成 その場でネット経由で印刷屋さんに入稿しました。 出来上がりを見て、秀保君と僕とテンションがあがっちゃって、 そんな、一瞬かもしれないけど、楽しい、幸せな時間が生まれたことが、とても嬉しかったんです。 3年で終わる「仮設」の商店街。 まだ、次の候補地の予定も見えないけど、「今」を精一杯、明るく生きている「河合家」は、幸せな空気感に包まれていました。
ボランティア活動

巡りめぐる出会い

いやはや、偶然なのか必然なのか、運命なのか。 素晴らしい時間でした。 東北道から沿岸部に向かって遠野市を車を走らせていたら、後ろから、白のワゴンが並走してきて、見たら、毒まりも君こと「大久」さんで、手を振って別れて。 釜石に着いて、倉澤光二と合流して、中華料理の青龍で晩御飯を食べてたら、 「阿部力」さんと「阿部真由美」さんと「春也」くんと「直重」くんたちが偶然来店して一緒になって、 みんなと色々話してたら 「阿部幸太」くんと「阿部守」くんと「阿部ひろよ」さんがやってきて、 誰も待ち合わせも、約束もしてないのに、「青龍」に大集合。 楽しい話をして、それぞれ、ご飯を食べたら別々に解散。 その後は、宝来館の「山崎大」ちゃんと会って、音楽話。 今、帰宅。 なんとなく、みんな、 今日は「青龍」で一致して、 嬉しくて、興奮して、 まだ寝付けません。 楽しい、岩手三陸の時間が過ぎていきます。
ボランティア活動

おらほ

まだ薄暗い朝の横須賀。 車のエンジンをかけました。 さあ、岩手三陸に出発です! 最初は1泊だったのが、 今は3泊。 毎月行ってるのに、 それでも足りない。 でも、足りないくらいでいいかも。 「また来ます」 と横須賀に戻れるから。 先月、大槌町吉里吉里にある 瓦礫で作った、 Cafe & Bar 「Ape」で、 夜中いると 酔っ払ったおじさんが来て 「おら、おめえたち知ってるぞ。CDももらったぞ」 って。 「たけお」さんでした。 「来月、おらほのApeで写真展やるからさぁ」 と。 「この、【おらほ】ってよぉ、俺のって意味で、愛情込めた言葉なんだよ」 と、酔っ払った口調で教えてくれました。 その「たけお」さんの写真展、 22日まで。 約束通り、見に行きます。 この一つ一つの約束の積み重ねが、 僕らと三陸を繋いでくれます。
ボランティア活動

メニュー作り

最近、パソコン君とよくにらめっこしています。 さて、今日は、朝から 岩手県大槌町の 「おらが大槌復興食堂」 のメニューを作ってました。 今までは、 単品のメニューを何枚も貼っていたのですが、 「まとめたのがあったらいいね」 ということで、 まとめてみました。 早速メールで送って、 大槌の拓ちゃんに確認。 あらら、 豚の生姜焼き定食が抜けてました。 ということで、 すぐに修正して、 送り直し。 オーケーが出たので、完了。 ということです。 電話とメールだけで、 出来るから、 すぐそばにいるみたい。 復興食堂の皆さんが、 頑張って、 何度もトライ & エラーして、 作り上げた素敵なメニューの数々。 少しでもお手伝い出来るのは、 それはとても嬉しいことです。 店長の岩間夫妻。 お二人と我が夫婦は仲が良いから、 作っているときに、 顔が浮かぶんです。 だから、 僕が出来る事で、 お手伝い出来ることがあったら、 離れていても、 繋がってます。
ボランティア活動

1年9ヶ月

今日は、 東日本大震災から1年9ヶ月の月命日です。 先日も三陸で大きな地震と津波があり、 夫婦でテレビの前から離れられず、 FacebookやTwitterで みんなの状況を確認しながら、 夜を過ごしました。 まだまだ震災は終わっていないと 改めて感じました。 21日から3泊で、 大槌・三陸に帰ります。 1年前に初めて大槌に行った時から なんとなく夫婦の、 月の恒例になりました。 今は「ただいま」に「おかえり」と 言って貰えるようになりました。 とても嬉しく思います。 大切な、大好きな人たちを想いながら 今日を過ごしています。