2013-04

波起の雑記

岩手三陸一人旅

さて、あさって、日曜日から岩手三陸へ。 一応、4泊宿を取りましたが、 昨晩、 僕の車のコンパクトカー、フィットで、 試しに車中泊してみたら、意外と快適。 なので、 思うがまま、滞在してみようかと。 基本的には、 岩手県大槌町の 河合商店の裏の、 ロックンロール事務所で、 子どもたちと戯れたり、 赤浜のBAR LITOでグタグタしたり、 吉里吉里のAPEで、 緩やかな昼下がりを過ごしています。 最近は、一人旅が多いのですが、 なかなか、これはこれで、楽しんでます。 しばらく岩手三陸にいます。 よろしくお願いします。
ボランティア活動

あの日から2年1ヶ月の月命日

今日11日は東日本大震災から、 25ヶ月の月命日でした。 11日の前日には アラームで教えてくれるように セットしてあります。 日常の中にいると、 ふと忘れてしまいそうになります。 こうやって、 いつの間にか忘れていくのだと、 「風化」 を実感すると共に 今日は朝から岩手県大槌町のひで君と 電話してました。 日常の中にある三陸。 月命日という一日。 震災は、 風化することなく、 日常の自然な出来事になりました。 それも、一つ前進。
ボランティア活動

大坂屋菓子店の「のぼり」

岩手県大槌町の仮設商店街で、 大槌銘菓「さけ最中」を作っている 大坂屋菓子店さん。 その三代目、尚くんからメールが届きました。 「のぼり届きました!最高にいい。ありがとう!」 三代目、尚くんこと、ひっこは、 大坂屋の味を落とさないために 日々精一杯です。 風が強い大槌町では、 のぼりを作ってもすぐに破けてしまうので、 新しいものを作りたい、と相談され、 色や文字などたくさん打ち合わせをして、厚手のものを選び、 出来た仮のデザインを郵送して、 みんなに見てもらい、 OKをもらい、ネットで注文し、 今日届きました。 そして、彼の感想。 とても嬉しかったんです。 先日、デザイン画像を ネットにアップしたら、 「自分ならもっといいものをつくれる」 匿名でデザインのことを色々言われ、 少々落ち込んでいました。 僕がネットにアップするのは、 自分の実績を自慢したいのではなく、 こうして、一度見ておくと、 お店に行った時に 「あっ、見たことある」 と思ってもらえたりすると思っているからです。 しかし、もっと出来る、 と思われる人が、 何かを伝えてくるのでしょう。 でも、 彼からのメールが全てでした。 彼が、大坂屋さんが喜んでくれること、が全てでした。 僕のデザインは野暮ったい所があり、 もっと洗練したものを作れる人はたくさんいると思います。 でも、 大事なことは、そういったことではないのだと、 改めて実感しました。 今年も開催される 「おおつちありがとうロックフェスティバル」 その、ホームページを、 今年も担当させて貰えることになりました。 今、ホームページは、 どんどん新しい技術が入ってきて、 まだまだ僕も追いついていません。 なので、 最先端の人から見ると、 技術的に遅れているホームページが 出来ると思います。 でも、 大槌STANDING STANDINGの代表 岡野シゲオさんに言われたんです。 僕は今回のホームページなどについて 色々と提案をしたのですが、 「きみのようになれないんだよ。 みんな。まったくなかったデジタルが。 ここには。w」 と言われ、はっとしました。 僕は、震災前の大槌の 歴史、文化、風土などを 色々調べ、勉強してきたつもりでした。 でも、どこかに 自分の物差しが強過ぎる部分があって、 早過ぎたり、望まれてないことを 提案したりしてました。 「共に歩んでいく」 ということは、 大槌の今を、 ちゃんと理解した上で、 近い目線で同じ未来を見るのだと。 自分の作りたいものではなく、 彼らと共に作り上げていきたい、 と強く想いました。 日付けが変わり、 今日は、11日。 東日本大震災から、 2年1ヶ月の 月命日です。 三陸に想いをはせ、 自分に出来ることを精一杯。 これは、ずっと変わりません。 共に歩んでいく ということを再確認した夜。 まだまだこれからです!