STAND WAVE

録音編集と洗濯機

先日、長井小学校で録音した 3年生の歌声をミックスしています。 ミックスというのは、 録音したそのままの状態にお化粧をしてあげる、 というような作業です。 声の低域と高域をカットすることで、 子どもたちの一番張りのある部分が前に出てきて、 歌に迫力が出ます。 声の声量のばらつきを整えて、 安定感を加えます。 ただ聞いただけでは、 どこをミックスしたの、 というくらい分からない、細かい作業をするんです。 ありのままの良さ、というのも当然ありますが、 薄化粧をすることで、 その人の魅力が引き出されるように、 写真を撮るときに ライティングでイメージが変わったり、 音楽でも、そんなことをしています。 出来上がりにはもう少し時間がかかりそうですが、 楽しみながらやっていきたいです。 と、思ったら、 洗濯機が壊れました。
STAND WAVE

子どもたちは笑顔で歌う

今日は、先週に引き続き、 僕らの住む、 横須賀市長井にある 「長井小学校」 に行ってきました。 いよいよ本番のレコーディングです。 7月、 初めて学校に機材を持ち込み、 3年生の歌声を録音しました。 その時は、 みんなとも初対面で、 みんなも知らない大人を前に緊張気味。 そのままレコーディングに突入したので、 緊張感たっぷりでした。 でも、今回は、 先週、歌唱指導に行き、 みんなとも仲良くなり、 楽しく本番を迎えられました。 レコーディングの前からみんなの顔がキラキラしています。 まず最初に全員で歌った後、 男の子だけ集めて、録音開始。 その後、女の子です。 今回は、歌詞も全部覚えたので、 歌詞カードを持たず、 マイクの後ろに立つ僕の方をじっと見ながら 満面の笑顔で歌います。 こんなにも変わるのか。 子どもたちの歌声には張りがあり、 伸びやかで、 聞いているこちらも気持ちよくなります。 一生懸命歌った後は、みんなぐったりしていましたが、 とても充実感に溢れた顔をしていました。
STAND WAVE

長井小で歌唱指導の巻

さて。 今日は、 STAND WAVEとして、 僕の住む、横須賀市長井にある、 長井小に招かれました。 「歌唱指導」 です。 先生です。 以前、このコラムでも書いたのですが、 長井小の3年生が、 今年の運動会で、 自分たちの歌声でダンスを踊る、 というのを企画していまして、 その歌声をレコーディングしたのですが、 やはり、 初めての経験、 ということもあり、 子どもたちも緊張して、 なかなか思い通りに実力を発揮することが出来ませんでした。 先生方と色々と相談した結果、 僕が、歌唱指導し、 再度レコーディングしてはどうか、 ということになりました。 ということで、 朝9時から小学校へ。 3年生は3クラスあるので、 それぞれに1時間ずつ、 計3時間、音楽をしてきました。 ただ、 大切なことは、 本番で子どもたちが思い切り歌えることです。 ですので、 細かい音程などを指導する、 というよりは、 コミュニケーションを沢山取って 当日リラックスして望める、 という形を作りたいと思いました。 さて、 人の名前を呼ぶ、 という行為は非常に難しく大切なことです。 当初、子どもたちは、 僕のことを 「お兄さん」や「ねえ」などと呼んでいました。 それでは心は通じません。
波起の雑記

幸せな体験が人生を豊かにしていく

人に頼まれごとをされると、 とても嬉しい気持ちになります。 「自分が必要とされている」 と実感出来るのです。 人は人と共に生きていきます。 一人きりでは生きていけません。 今日は、毎月恒例の長井の朝市に、 お手伝いに行ってきました。 今年の2月から、毎月かかさずお手伝いにいっています。 最初は、 「誰?」 という感じだったのですが、 だんだん、僕のことを知ってもらえて、 漁師さんから声をかけてもらえるようになりました。 帰り際には、 魚やわかめなどを袋いっぱいくれて、 それをご近所さんにお裾分けしたりしています。 それがとても嬉しいんです。 人と人が信頼関係を築くには、 誠意と時間がかかると思っています。 僕は「長井」が大好きなので、 この町でずっと生きていきたいと思っています。 ですので、 この町の人たちと信頼関係築けていけたらと思っています。
波起の雑記

海は生きている

大好きになった海。 長井の海。 毎日の様に行った海。 ある日、泳いでいて海草を手でかき分けたら、 ちくちくと手に電気が走りました。 「チンクイムシ」 というのに、数カ所もさされて、 痛くて痒くて。 それ以来、少し海が怖くなりました。 とうとうクラゲの季節です。 海には大量にクラゲが発生。 泳げなくなりました。 長井には、夏休みや週末には、 沢山の人が、 海でバーベキューをしたり、 海水浴をしに訪れると、今年知りました。 前の国道は渋滞します。 色んな事を知れた夏が、 確実に音を立てて終わろうとしています。
波起の雑記

山があり、谷があり

こんにちは。 ご無沙汰のコラム更新となりました。 色々ありました。 久しぶりに、埼玉の実家に帰省したり、 追浜コミュニティーセンターでライブをしたり、 長井の朝市に参加したり、 「のんびりするためにここに来たんでしょ?」 僕の大好きな漁師さんから言われました。 「はい!」 僕は、 色々ありますが、 とにかく、 のんびりするために、 長井に来ました。 そして、 お盆も終わり、 夏の終わりに、 あらためて、 ゆっくり過ごす、 ということと向き合っています。
STAND WAVE

小学校でレコーディング

僕の住む、横須賀市長井には、 「長井小学校」 という学校が一つだけあります。 なので、 長井の子どもたちのほとんどは、 この小学校に通っています。 地元でのゴミ拾いなどを通じて、 学校を何度か訪れたりしていたのですが、 ひょんなことから、 学校からオファーを受けました。 「子どもたちの声を録音して、  その歌声に合わせて、運動会でダンスを踊りたい」 運動会の発表と言えば、 伝統的な民謡などを使うことが多いのですが、 そんな中で、 今時の音楽で、今時のダンスを。 そんな新しい試みをしたいと、伝えられました。 STAND WAVEは、 自宅でレコーディングをしています。 現在は、機材やソフトも発達して、 自宅でも、高音質のレコーディングが出来るようになっています。 また、ノートパソコンを持ち出せば、 どこでもレコーディングが出来ます。 それを生かして、 学校でレコーディングをすることになりました。 小学校3年生。 今日のレコーディングの為に、 一生懸命、歌を練習してきました。
波起の雑記

ネットワークが時間を加速させる

最近「Twitter(ツイッター)」というのを始めたんです。 日本の総理大臣もやっているそうで。 でも、 前々から存在は知っていたのですが、 情報を知り得る限り、 どう楽しんで活用していいのか分からなかったので、 ずっと見送っていました。 始めました。 なるほど。 こういうものか、 と、日々つぶやいています。 僕が初めてホームページを作ったのは12年くらい前。 インターネットは電話回線で、 常時接続ではなく、毎回数分かけてインターネットにつないでいました。 その当時から、 STAND WAVEのホームページを作っていたのですが、 そこで日記を書こうとすると、 日記のページをわざわざ作って、 htmlという言語を使って、書いて、サーバーにアップして・・・ 等々、 とにかく手間がかかりました。 そのうちに、 blog(ブログ)というサービスが出てきました。 わざわざ、ホームページを更新しなくても、 ある場所に書き込んで「送信」ボタンを押せば、 内容が反映されます。 今書いているこれがそうですね。 その次に、 SNS(ソーシャルネットワークサービス)というのの出現です。 「mixi」や「myspace」など、 色々な繋がりで人と繋がる。 STAND WAVEとして、 両方やっています。
STAND WAVE

とても大切な人

音楽をしていると、 ときどき、 とても大切な人に出会うことがあります。 その瞬間は、 胸が大きく波打ち、 心が高揚します。 STAND WAVEとして以前活動していたとき、 そんな 大切な、 大きなお兄さんに出会いました。 野村義男さん。 ずっと芸能界・音楽界でトップを走り続け、 それなのに、 とても暖かくて、心の大きな人。 僕は、 ずっとずっと大好きです。 2006年に有線放送でオンエアーされている 「野村義男のフレッシュミュージシャン」 という番組に曲を応募したのがきっかけでした。 1週間の中で選ばれる「優秀曲」に選ばれ、 その後、 優秀曲を集めた「フレミューアワード」で、 最優秀曲に選ばれました。 豪華賞品と、番組への出演。 初めてスタジオでお逢いした 大切な人は、 まず、STAND WAVEの曲の賛辞から言葉をはじめて下さいました あっという間の収録が終わり、 なごりおしく別れ、 それから数ヶ月後、 STAND WAVEのCDのリリースに伴って、 また番組に出演させて頂きました。 僕がSTAND WAVEのCDのコンセプトや意気込みを語ろうとしたとき、 その大きな人は 「もう、STAND WAVEの音楽だけ聴けば分かっているよ」 と、僕に伝えてくれました。
歌詞

【歌詞】夕暮れ – 「彩々」収録

【夕暮れ】- STAND WAVE 作詞:可児波起 作曲:可児波起 編曲:可児波起 ただ一つ 大事なものを胸に  見上げる空の向こうに すでに 消えかかった太陽  陰と陽 の境目を消えていくよう 幼き日々の想いなら  もうすでになくしてしまったから 大事な宝 もの見つけに行こう  いつまでも照らす夕陽の向こう 遠く まで影が伸びてゆく 赤く 色を変えた太陽が 背中を優しく 照らしてゆく 一日の終わりが確かにそこにある 大声を出したあの公園も ひっそりとした空き地に変わり 想いでの中走り回る私 物事の終わりが確かにそこにある 消えないで あの輝く日々よ 行かないで あの懐かしい人たちよ いつか 戻れる場所があるから 長い旅にも出られるのに ただ一つ 大事なものを胸に  見上げる空の向こうに すでに 消えかかった太陽  陰と陽 の境目を消えていくよう 幼き日々の想いなら  もうすでになくしてしまったから 大事な宝 もの見つけに行こう  いつまでも照らす夕陽の向こう 単純に そう純粋に 見つめていた視線の先に 赤く 輝く 光 照らし出し  いつもの風景を鮮やかに いろどる 幼き日々の想い出  今も鮮明に形残して ほっといて みたって結局は 僕らは ここに戻るんだ 天をあおぐ 「丸くなったよな」の一言に胸が騒ぐ 変わりゆく 道すじ選び 駆け回ってきた旅  が今振り出しに戻る 涙が出てきた 最近泣いたのいつだろう あふれてきた 肩の荷が降りた 笑った  少しだけ自分に戻った ただ一つ 大事なものを胸に  見上げる空の向こうに すでに 消えかかった太陽  陰と陽 の境目を消えていくよう 幼き日々の想いなら  もうすでになくしてしまったから 大事な宝 もの見つけに行こう  いつまでも照らす夕陽の向こう