波起の雑記

波起の雑記

「お金」さん

最近は、とても沢山の事を考え、行動しています。 パソコンに向かって、デザインを含めた作業や、 都内での、クリエイティブな打ち合わせ。 地元長井での活動。 三陸への想い。 以前は、3日も携帯が鳴らない、 スローライフを送っていたのですが、 今は、猛烈なスピードで、 色濃く毎日が過ぎていきます。 僕が今していることの半分以上は、いわゆる、「お金」が発生しません。 世の中では、これを 「ボランティア」 と呼ぶのでしょうか? 僕にとって、 「お金」って、難しくて、 やりたいこと、 心が動くこと、 頼まれたこと、 それをしていて、 「お金」 が貰えたり、 そんなこと、全然関係なかったりします。 随分、「お金」さんに 振り回され、 縛られてきた、 と、実感しています。 「お金」を否定するつもりも、お金を稼ぐことを悪く言うつもりも、一切ごさいません。 大切な事です。 でも、 なんか、それを今は手放しているような気がして、 それがとても心地よいのです。 したいか、 したくないか、 やるか、 やらないか。 それを、「お金」さんで決めない生き方を探しています。
波起の雑記

神奈川新聞です。

本日発売の「神奈川新聞」に 「おおつちありがとうロックフェスティバル」 の記事が掲載されました。 写真も大きくて驚きました。 皆々様、ありがとうございます。 ますます、 ありフェス、 頑張ります!!
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「希望の音を鳴らそう」

先日、5月19日に 岩手県大槌町吉里吉里にある Cafe & Bar 「Ape」で行われた 「RIA+ノリシゲ」さんと「和美東」さんのセッションライブ。 STAND WAVEも参加させて頂き、 パーカッションの「ピー助」さんと共演。 その後、 「大槌 BEAT BOX」倉澤光二が ソロライブをしました。 大槌町でこんな素晴らしい音楽が鳴り響いていて、 そこに一緒に参加出来たことを 心から嬉しく思っています。 そして、 15才の青年が、 羽ばたこうとしています。 その倉澤光二のライブ映像。 「希望の音」が鳴り響きました。 ぜひ見てみて下さい。
ボランティア活動

「大槌 BEAT BOX」倉澤光二との「縁」

「倉澤光二」(くらさわこうじ) 岩手県大槌町に住む15才。 大槌の骨太ROCK BAND「Prisoner.11」のドラム 倉澤光輝の弟。 ひょうんな事から知り合いました。 さりげなく「どんな音楽好きなの?」と聞くと 「ヒップホップとかロックとか」と言うので、 そういえば、僕、ラップやってます、 と、思い出し、 「ラップしてるの?」 と聞くと 「ヒューマンビートボックスです」 と答えた。 たまげました。 ハモネプなどのテレビで 「ボイパ(ボイスパーカッション)」 というのは有名になりましたが、 彼は 「ヒューマンビートボックス」 と言ったのです。 これは、同じようで、全然違うルーツなんです。 だから、 僕もテンションがあがって、 彼のビートにフリーでラップしたり、 「音楽」 というフィルターを通して、 一気に仲良くなりました。 同じ「音楽」というフィルターを持っていると、 年齢もなにも関係ありません。 だから、20才も離れている彼を、 僕は心から尊敬しています。 彼は、ヒューマンビートボックスを始めて1年ちょっと。 この震災後に、一人で黙々と練習してきました。
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本当に大切なもの。

「本当に大切なもの」 僕には、 とてもとても大切なものがあります。 「人の温かさ」 これ以上も、 これ以下もありません。 大槌生活の中で、 これほど、 人が温かいのかと、 全身がポカポカしています。 笑ったり 泣いたり 怒ったり 悔しがったり すれ違ったり そんな、 自分の中にあった もともとあったはずの 大切な感情が、 ふつふつと湧き上がってきて、 とにかく 幸せなんです! 大槌にいれることが! そして、 本当に大切なんです、 大好きなんです、 「大槌の仲間が」 あえて使いたいです。 「心の絆」 僕らは、がっちり繋がっています。 どんな力でも引き離せないくらい。
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混乱と笑顔

明日の夜に三陸に出発します。 今回は、中10日という、過去最短での帰郷です。 しっかし、回数とか滞在日数とか、しっかり、数えたことはありませんが、 かなり頻繁に三陸に帰っているのに、 三陸に行く直前と、三陸から帰って来てからの、 僕の日常と三陸の日常のギャップに、混乱して、 わ~!! と、一人で海に向かって叫んでます! 今朝も、海沿いを1時間くらい歩いて、空を見て、 なんとか混乱を抑えながら、 なんとかパソコンの前に向かっています。 三陸の仲間、繋がった人たちの事を想い続けてます。 本気だから、 すれ違いや、不安や、間違いもしてしまいます。 大切な人に不愉快な想いをさせてしまって、心が苦しくなることが、多々あります。 沢山反省しながら、 それでも、 「心は三陸と共に」 です。 でも、ここの平和な日常は、 僕をますます混乱させます。 うまくバランスがとれればいいのでしょうが、 僕はそんな器用ではなく、 大槌の、何もなくなってしまった町の跡や 釜石の、一階部分だけ抜けてしまった商店街を思い出すたび、 今、僕が見ている長井の町が、 そうなった時の事を想像します。 なにも出来ない無力感を、 この悔しさを、 吐き出します。 仲間の顔を想い出して、 一人で家で泣きます。 たまには、 やっぱり、 弱音を吐きます。 僕も人間ですから。
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酔っぱらいの戯言

なんだか、寝付けない夜。 午前3時を過ぎました。 大槌、三陸から帰って来て、 自分の家の綺麗さに驚きました。 人の家に入ったような気持ちでした。 一日過ぎました。 やっぱり、なんだかわかりません。 今日、というか、昨日は、 我が町、横須賀市長井の漁師さんの ホームページ制作を依頼されていたので、 晴れて漁が休みで富士山が見える 最高のシチュエーションで、写真撮影をしてきました。 親父船長と若船長。 4代目と5代目の伝統的な長井の漁師さんに、 長井の歴史、お祭り、お神輿、 色んな話を聞きました。 海は繋がっています。同じ太平洋を見つめる 三陸の漁師さんは、何が見えているんだろう。 そして、長井で生き続けている方々のお話は、 伝統や文化を大切にしているひとでした。 大切なものがたくさん増えました。 一つ一つ大切にしていきたいです。 2011年3月11日 あの日に、日本は、大きく変わりました。 でも、元に戻った部分があるのも、 事実だと思います。 1年以上経ちました。 もう終わりでしょうか、 これから始まりでしょうか。
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それでも「幸せの歌」を歌おう

偉そうなこと、言います。 昨日は、 三陸で津波注意報がでました。 三陸の仲間が、昨年の津波を思い出し、 町中が緊張感に包まれ、 とても苦しい思いをしていると、 テレビをつけっぱなしにして、ソワソワしていました。 その後に関東も揺れました。 なっちゃんと、すぐに家から出られる準備をして、固まっていました。 三陸で逃げる大切さを教わりました。 一段落したとき、安心感と共に、 それ以上の不安感と緊張感がありました。 もうこりごりでしょう。 地球に腹が立つでしょう。 この自然と共に生きる決意をしても、 心が折れそうになるときもあるでしょう。 だから、僕らは歌います。 「幸せの歌」を。 希望と絶望を受け止めて 幸せの歌を歌おう と。 そして一緒に歌いましょう。 「幸せの歌」 を。 本当はそうでなくても。 苦しくて笑えなくても。 自分の口から 「幸せ」 という言葉を吐き出しましょう。 僕らが出来ることは何もないかもしれないけど、 みんなに会いに行き、 幸せの歌を歌います。 明日から4泊で三陸に帰ります。 音楽が心に寄り添えることを願って。 STAND WAVE 「幸せの歌」 http://www.youtube.com/watch?v=-uBW7Oa4XUk
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3月11日 これからも、三陸と共に

2012年3月11日 本当は、今日は、三陸で過ごしたかったのですが、 皆さんにとって、 大切な人の命日であり 一周忌であることを思うと 今日は、 長井で静かに過ごすことにしました。 2時46分 長井の一番高い場所、給水塔に行き、 三陸の方を向きながら、 手を合わせました。 やはり涙が止まりませんでした。 それと共に、 これから、ますます三陸と共に歩んでいく決意が強くなりました。 僕は、16日から4泊で三陸に帰ります。 釜石に4連泊で、17日は大槌復興食堂でライブ。19日は大槌復興食堂で、PAをします。 これからも、三陸と共に歩んでいきます。 皆々様、 共に手を取り合い、 末永いお付き合いを、 よろしくお願いします。
ボランティア活動

大槌町赤浜:漁師「阿部力」

岩手県大槌町赤浜の漁師「阿部 力(あべ つとむ)」さん 大槌町にある「おらが大槌復興食堂」で出会い、 熱く熱く語り合い、 今は「きょうだい」と呼んでくれる、大槌の兄。 力さんの言葉が止まりました。 力さんが歯をくいしばってるように見えました。 力さんがもしかしたら、涙すらこらえているように見えました。 沈黙の後出てきた言葉は、 「そうであったらいいですね」 でした。 昨晩、NHK BS1の番組に、 大槌町を代表して、力さんが出演しました。 ドキドキしながら見ていました。 普段会う力さんとは違う、 苦悩の表情。 これは、テレビに出ている緊張とは違う、 どんな言葉を発していいのか、 必死に迷っているような顔に見えました。 モニターには、大槌町長が映し出され、 大槌町の復興計画の話を一生懸命しています。 その後、スタジオに戻って、力さんに話がふられました。