僕の友人の「カズ君」です。
7年前まで、
僕はホームヘルパーの仕事をしていました。
彼に最初に会ったのは、
10年以上も前になります。
カズ君の頭には大きな傷跡があります。
事故でした。
それ以来、カズ君は
「重度の心身障害者」
と呼ばれるようになりました。
最初は、
ヘルパーと利用者さん、
という関係でした。
僕らは6年間共に過ごし、
友人になりました。
この写真は、
僕とカズ君の様子を
小さな写真展を開いて下さる、
とのことで、撮って貰いました。
二人ともいつも笑ってました。
なかなか人には聞き取る事が難しい
カズ君の言葉や仕草も
僕らは通じ合いました。
その後、
フジテレビのニュース番組で
特集されたりしました。
埼玉に住んでいる時の事です。
神奈川に引っ越してから
会う機会は減りましたが、
それでも、
カズ君を想い、
僕らはかけがえのない友人です。
とてもゆっくりかもしれませんが、
こうして、素晴らしい人間関係が出来ていきました。
今は、
その事を
とても愛おしく想います。