旅が続く
2011年3月11日
「東日本大震災」
とてつもない事が起こった、
ということは、何となく分かっていたけれど、
本当に何が起こったのかを知る、
また、身体中で感じるには、
時間が必要だった。
「被災地」
あまりこの言葉が好きではないから、
「被災された場所」や「現地」という言葉を使ってきた。
それは「障害者」という言葉があまり好きではなくて、
障害を持っている人、ということが多いのと似ている。
また、被災地のことを「東北」と言うことは、
徹底して避けてきた。
茨城県の高校の校長先生から電話をもらった時に痛感した。
茨城県は、震災により、多くの建物が崩壊した。
それも、3月11日の本震ではなく、
4月の余震で、だ。
このことは、あまり知られておらず、
今も仮設校舎で授業する子供たちが多いのだ。
「東北」
と、くくってしまった瞬間に、
茨城県も、長野県栄村も外れてしまう。
そんな、簡単な事ではない。
そんなシンプルなのことではない。