ボランティア活動

河合ストアと河合商店

岩手県大槌町の 仮設商店街の 鮮魚店「河合商店」で、 ぐだっとしてます。 ゴミを捨てに行く というので、 車の助手席に乗せてもらいました。 以前「河合ストア」があった、 大槌町安渡を通った時、 ひで君が 「ここが前の俺の店だよ」 と。 建物の基礎と 駐車場のラインだけになった場所を指差しました。 「もし、しんどくなかったら 降りてもいい?」 とお願いして、 基礎しかなくなった ひで君の前の店を 紹介してもらいました。 「ここをひかるが自転車で走り回ってよお」 ひで君、会うといつも笑ってるんだ。 でも、 みんなみんな、 とてつもない大きな傷や悲しみを 背負って生きてるんだって。 その中で笑ってるんだって。 二人、 跡地を見ながら、 なんか涙が溜まってました。 その後、また車で走り出しました。
波起の雑記

この奇跡を感じたことはあるかい?

みんな、悩み考えながら生きてる。 誰でも悩みはあるって、 そんな簡単なことじゃない。 最前線に立って、 太い矢が刺さり続けても 仲間やみんなのために 笑顔いっぱいで生きてる。 この大槌町で。 ビジネスとか、お金とか 大事だけど、 何よりも大切なのは、 人、人間関係。 色んな人がいるけど、 この小さな町は あったかいよ。 岩手県大槌町。 やっぱりすきだなぁ。 素敵な人たちと、 良いお酒をのんだ。 この奇跡を感じたことはあるかい?
ボランティア活動

宮城県山元町の素敵な夜

今日は、 我が町、横須賀市長井の 「漁師の朝市」 でした。 9時からなのですが、 もう6時半には並んで下さっていて、 常連さんなので、 魚の話など楽しい時間を過ごしました。 本当は、 明日、岩手三陸に行く予定だったのですが、 急に思い立って、 宮城県山元町の 小学生になったロックスター ぜん君に会いたくなって 朝市が終わったら 宮城県に出発しました。 着いたのは遅くなってしまったのですが、 ぜん君の小学生の入学祝いも渡せて みんなでご飯を食べて、 ただただそれだけなのですが、 とても幸せな時間でした。 「始まりはありましたが 終わりはありません」 震災で出会った素敵な人たちとは こうして、ずっと思い合い、 繋がり続けていくのだと、 素晴らしい時間の中で感じました。 山元町も、 まだまだこれからが 復興の本番です。 何か少しでもお手伝いできたら でも、その前に 楽しい時間を過ごせたら。 変わらず、変わらず 僕はここにいます!
波起の雑記

岩手三陸一人旅

さて、あさって、日曜日から岩手三陸へ。 一応、4泊宿を取りましたが、 昨晩、 僕の車のコンパクトカー、フィットで、 試しに車中泊してみたら、意外と快適。 なので、 思うがまま、滞在してみようかと。 基本的には、 岩手県大槌町の 河合商店の裏の、 ロックンロール事務所で、 子どもたちと戯れたり、 赤浜のBAR LITOでグタグタしたり、 吉里吉里のAPEで、 緩やかな昼下がりを過ごしています。 最近は、一人旅が多いのですが、 なかなか、これはこれで、楽しんでます。 しばらく岩手三陸にいます。 よろしくお願いします。
ボランティア活動

あの日から2年1ヶ月の月命日

今日11日は東日本大震災から、 25ヶ月の月命日でした。 11日の前日には アラームで教えてくれるように セットしてあります。 日常の中にいると、 ふと忘れてしまいそうになります。 こうやって、 いつの間にか忘れていくのだと、 「風化」 を実感すると共に 今日は朝から岩手県大槌町のひで君と 電話してました。 日常の中にある三陸。 月命日という一日。 震災は、 風化することなく、 日常の自然な出来事になりました。 それも、一つ前進。
ボランティア活動

大坂屋菓子店の「のぼり」

岩手県大槌町の仮設商店街で、 大槌銘菓「さけ最中」を作っている 大坂屋菓子店さん。 その三代目、尚くんからメールが届きました。 「のぼり届きました!最高にいい。ありがとう!」 三代目、尚くんこと、ひっこは、 大坂屋の味を落とさないために 日々精一杯です。 風が強い大槌町では、 のぼりを作ってもすぐに破けてしまうので、 新しいものを作りたい、と相談され、 色や文字などたくさん打ち合わせをして、厚手のものを選び、 出来た仮のデザインを郵送して、 みんなに見てもらい、 OKをもらい、ネットで注文し、 今日届きました。 そして、彼の感想。 とても嬉しかったんです。 先日、デザイン画像を ネットにアップしたら、 「自分ならもっといいものをつくれる」 匿名でデザインのことを色々言われ、 少々落ち込んでいました。 僕がネットにアップするのは、 自分の実績を自慢したいのではなく、 こうして、一度見ておくと、 お店に行った時に 「あっ、見たことある」 と思ってもらえたりすると思っているからです。 しかし、もっと出来る、 と思われる人が、 何かを伝えてくるのでしょう。 でも、 彼からのメールが全てでした。 彼が、大坂屋さんが喜んでくれること、が全てでした。 僕のデザインは野暮ったい所があり、 もっと洗練したものを作れる人はたくさんいると思います。 でも、 大事なことは、そういったことではないのだと、 改めて実感しました。 今年も開催される 「おおつちありがとうロックフェスティバル」 その、ホームページを、 今年も担当させて貰えることになりました。 今、ホームページは、 どんどん新しい技術が入ってきて、 まだまだ僕も追いついていません。 なので、 最先端の人から見ると、 技術的に遅れているホームページが 出来ると思います。 でも、 大槌STANDING STANDINGの代表 岡野シゲオさんに言われたんです。 僕は今回のホームページなどについて 色々と提案をしたのですが、 「きみのようになれないんだよ。 みんな。まったくなかったデジタルが。 ここには。w」 と言われ、はっとしました。 僕は、震災前の大槌の 歴史、文化、風土などを 色々調べ、勉強してきたつもりでした。 でも、どこかに 自分の物差しが強過ぎる部分があって、 早過ぎたり、望まれてないことを 提案したりしてました。 「共に歩んでいく」 ということは、 大槌の今を、 ちゃんと理解した上で、 近い目線で同じ未来を見るのだと。 自分の作りたいものではなく、 彼らと共に作り上げていきたい、 と強く想いました。 日付けが変わり、 今日は、11日。 東日本大震災から、 2年1ヶ月の 月命日です。 三陸に想いをはせ、 自分に出来ることを精一杯。 これは、ずっと変わりません。 共に歩んでいく ということを再確認した夜。 まだまだこれからです!
波起の雑記

負けるな東日本

沖縄の全てのバスに貼ってあるステッカー 「がんばろう 日本 負けるな 東日本」 居酒屋の入り口のステッカー
波起の雑記

ちょっとそこまで、「辺野古」まで

さて、 なんだか、 「旅」 の連続です。 止まってられません。 これから、 沖縄へ。 名護市辺野古のテント村にいって、 座って海を見てきます。 「座り込み」 ただ、そこに座ってるだけで、 充分であること。 何かの成果や結果ではなく、 継続して続けていくこと。 うん。 とても、大事。 で、 沖縄にいっても、 かたくなに観光をしたがらない僕は、 「美ら海水族館」 に行ってこようと思います。 では、しゅっぱーつ! 「さあ 大事な瞬間だ やるときがきたんだ もう逃げるわけにはいかないんだ  きっと人生にはこういう場面が 何度か絶対に やってくるんだ」 clap your hands / STAND WAVE
波起の雑記

沖縄県名護市からの手紙

沖縄県名護市の女性から 素敵なお手紙とDVDが届きました。 2月上旬に 沖縄の基地問題について実感したくて 普天間基地と、 移設先の名護市「辺野古」を訪ねました。 辺野古では、 5800日以上も、 抗議や座り込みをしている人たちと 何時間も話し、 そもそもなぜ反対なのか、 反対した場合、普天間基地はどうなるのか など、たくさん教えてもらい、 僕は、自分の意思として、 辺野古移設に反対したい、と選択しました。 後日届いた手紙には、 「あなたの基地問題を知ろうとする熱意に感動しました」 と書いてあり、 僕が被災された場所を訪ねて続いている事について、 「お互いに信念を持って、 それぞれの場所で頑張り続けましょう」 と書いてありました。 僕は、 頑張り「続けましょう」という 続けることの大切さが この一言に込められている気がしました。 先日、 辺野古にある、 名護漁協が、移設に賛成の決議をしました。 たくさんの保証金が出て、 海にコンクリートを流し込み、 世界有数の珊瑚の海を 死の海にしてしまいます。 とても怖かったんです。 僕らは、今、そして これから生きていく「子どもたち」に 胸を張って生きていきたいと思っています。 自然は、 一度壊れてしまったら もとに戻るのにどれだけ時間がかかるのか。 ましてや、 珊瑚は、繊細な生き物で、 世界的に白色化が進み、 とりかえしがつきません。 守るべきものは、 次世代に残すもの。 これは、 東日本大震災、 3.11後の世界を生きる 僕ら大人が問われていることです。 三陸では、 海と一体である 木や山が塩害でボロボロで、 それを必死に再生させようと 海の人、山の人が 日々向き合っています。 TPP参加で、 農業は約半分の3兆円減になります。 そのかわり、工業などで相殺されるそうです。 食べるものを、作る人、 自然の恵みを分けてもらう人、 そういった、 人が生きていく根元が揺らいでいます。 日本は資源がないと言われていますが、 「水」 という、とてつもない資源を持っています。 これは、 海と山を大切にし、 人と自然が共存してきたからです。 もう、これ以上、自然を壊すことなく、 共に生きるために、 僕は、また沖縄にいきます。 何も出来ませんが、 辺野古のテント村で、 座ってきます。 ただそれだけで、 力になれることを知れたので。 今、を感じ、心のまま動き続けなければ、 声をあげ続けなければ、 僕は、 原発事故の時のように、 一生後悔するでしょう。 今を精一杯。 あさってから、 沖縄に行って、 海を見ながら座ってます。 写真は、 名護市で見つけた、 移設賛成と反対のメッセージ。
波起の雑記

3年目のスタートに「声を上げること」

先日、 「岩手県大槌町の『震災瓦礫』は放射能に汚染されているのか?」 というツイートをまとめました。 少々過激な見出しでありましたが、 大槌町が、 全国から心ない言葉をかけられ、 無実の罪をかぶせられている、 とずっと思っていましたので、 その誤解を解きたい、 という気持ちで書きました。 先日、埼玉に住んでいる父が我が家に来て、 色々話しているときに、 あえて聞いてみました 「瓦礫ってどう思う?」 と。 そしたら「なんとかしたいけど、放射能が、、、」 と言っていたので、 ああ、やっぱりそうか、と思ったんです。 僕は、この話題は、家族ともしませんから、 父は報道で勘違いしていました。 広域処理が良いのか、利権やお金は、 という話は、別の問題であって、 そもそもの話として、 大槌町のことを正確に伝えたかったのです。 また、東京新聞などでは「瓦礫がなくなった」 などという報道もあり、 地域によって様々ではありますが、 少なくとも、僕が見た現実は、 まだまだたくさんありました。 こうして発表することが、 さらに大槌のみんなを傷つけたり、 嫌な想いをさせてしまわないか、心配でした。 それと共に、たくさんの誹謗中傷を受けるのでは、 と思っていました。 しかし、実は、過激に「反対」している人はごく一部で、 ちゃんと良識を持った人たちが たくさんいることを知れて良かったです。 僕がまとめたツイートは7,000アクセスを越え、 誤解が解けて、 建設的な意見がコメントに寄せられています。 正しい知識と認識を持って「声をあげていく」こと。 3年目のスタートです! ツイートのまとめはこちら→ http://togetter.com/li/467720