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旅が続く

ボランティア活動のカテゴリー画像-STAND WAVE web site:@可児波起 - ラッパー - 歌い手 - 作詞家 - 作曲家の背景画像 ボランティア活動

2011年3月11日
「東日本大震災」

とてつもない事が起こった、
ということは、何となく分かっていたけれど、
本当に何が起こったのかを知る、
また、身体中で感じるには、
時間が必要だった。

「被災地」
あまりこの言葉が好きではないから、
「被災された場所」や「現地」という言葉を使ってきた。

それは「障害者」という言葉があまり好きではなくて、
障害を持っている人、ということが多いのと似ている。

また、被災地のことを「東北」と言うことは、
徹底して避けてきた。

茨城県の高校の校長先生から電話をもらった時に痛感した。

茨城県は、震災により、多くの建物が崩壊した。
それも、3月11日の本震ではなく、
4月の余震で、だ。

このことは、あまり知られておらず、
今も仮設校舎で授業する子供たちが多いのだ。

「東北」
と、くくってしまった瞬間に、
茨城県も、長野県栄村も外れてしまう。

そんな、簡単な事ではない。
そんなシンプルなのことではない。

場所、地域、人、
様々な事が複雑に絡み合って、
「被災地」
なのである。

この一年。
被災地を走り続けて実感したことである。

原発の是非を考え、行動するデモが、たくさん起きている。

実は一度も参加したことがない。

原発の怖さ、放射能の怖さ、
感じているが、
その前に、
いま、現在、進行形の緊急性のあることに目を向け
それを伝えたかった。

津波や地震や原発事故で、
今、現在、日々「生きる」ことに精一杯な人たちの、
声なき声の代弁者になりたかった。

自分が、もっと大きな声を出せたら、と、
何度思ったことだろう。

ずっとずっと混乱している。
人と話ができないほど、
混乱している。

大切な人たちと距離ができてしまい、
孤独感と毎日向き合っている。

何が正しいか誰も決めてくれないから、
自分で、しっかりと考え決断する。

それが、毎日グラグラしている。

家で平和でスローライフを送ることが、
現実的でなくなってしまった、
のだと感じている。

何処かに所属し、
何年先も想像でき、
安定している、
という生き方を選べなくなったのだ。

だから、
僕は、
あの日から、
終わりのない旅を続けている。

一生続くと、腹を括った、腰を据えた。

大槌の三陸のみんなに会いたい。
この震災が繋いでくれた「縁」を大切にしたい。

混乱の中、
だいぶ疲労感を感じる中、
長井の夜に、
遠い地を想う。

僕らは、旅を続けている。

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