2012

波起の雑記

それでも「幸せの歌」を歌おう

偉そうなこと、言います。 昨日は、 三陸で津波注意報がでました。 三陸の仲間が、昨年の津波を思い出し、 町中が緊張感に包まれ、 とても苦しい思いをしていると、 テレビをつけっぱなしにして、ソワソワしていました。 その後に関東も揺れました。 なっちゃんと、すぐに家から出られる準備をして、固まっていました。 三陸で逃げる大切さを教わりました。 一段落したとき、安心感と共に、 それ以上の不安感と緊張感がありました。 もうこりごりでしょう。 地球に腹が立つでしょう。 この自然と共に生きる決意をしても、 心が折れそうになるときもあるでしょう。 だから、僕らは歌います。 「幸せの歌」を。 希望と絶望を受け止めて 幸せの歌を歌おう と。 そして一緒に歌いましょう。 「幸せの歌」 を。 本当はそうでなくても。 苦しくて笑えなくても。 自分の口から 「幸せ」 という言葉を吐き出しましょう。 僕らが出来ることは何もないかもしれないけど、 みんなに会いに行き、 幸せの歌を歌います。 明日から4泊で三陸に帰ります。 音楽が心に寄り添えることを願って。 STAND WAVE 「幸せの歌」 http://www.youtube.com/watch?v=-uBW7Oa4XUk
波起の雑記

3月11日 これからも、三陸と共に

2012年3月11日 本当は、今日は、三陸で過ごしたかったのですが、 皆さんにとって、 大切な人の命日であり 一周忌であることを思うと 今日は、 長井で静かに過ごすことにしました。 2時46分 長井の一番高い場所、給水塔に行き、 三陸の方を向きながら、 手を合わせました。 やはり涙が止まりませんでした。 それと共に、 これから、ますます三陸と共に歩んでいく決意が強くなりました。 僕は、16日から4泊で三陸に帰ります。 釜石に4連泊で、17日は大槌復興食堂でライブ。19日は大槌復興食堂で、PAをします。 これからも、三陸と共に歩んでいきます。 皆々様、 共に手を取り合い、 末永いお付き合いを、 よろしくお願いします。
ボランティア活動

大槌会議 in 三浦半島

「大槌会議 in 三浦半島」 さて、昨日は、大槌の仲間たちが、熱い想いを伝えてくれたので、こんどは、僕が熱くなる番です。 ということで、仰々しい名前をつけてみました。 写真右から、 長谷川さん(横須賀市議会議員) 待寺さん(葉山町会議員) カニさん(一般人) の3人で、大槌について熱く語る、、、というか、8割僕がしゃべってましたが。 で、長谷川さんは、31日に大槌に。 待寺さんは、もう復興食堂を予約済み、とのことで、26日に20人くらいで大槌に。 カニさんは、16日から4泊で大槌に。 ということで、 大槌会議は、無事終了。 お二人は、議会の真っ最中で、忙しいにも関わらず、ありがとうございました。 次回の会議は、大槌にそれぞれが行った後に開かれます。 みんな、大槌の魅力のとりこです。 さて、寝ます。
ボランティア活動

礼を尽くす

わざわざ、岩手県大槌町から、ぼくらを訪ねてくれた、大槌の仲間たち。 最高の夜でした 突然、岩手県大槌町の 「おらが大槌復興食堂」 の、キミオさんから電話がありました。 「カニさん、折り入ってご相談があるのですが、明日空いてますか?」 僕らは即答で了解しました。 久しぶり、とは言っても、 2週間ぶりなのですか、 みんなにずっと会いたかったんです。 「明日、東京に行きます。 本当は横須賀まで行きたいんだけど、 俺たち、行き方がわかんねぇから」 という電話でした。 なので、渋谷で待ち合わせをしました。 いつも、大槌で会っている、 マサミチさん、キミオさん、マモルさん、ゲンさん。 その4人が、大槌を代表して、 僕らに会うために 大槌からきてくれたんです。 そして、 彼らが考えている 「大槌ツーリズム」 の計画、 そして、新たなホームページの立ち上げや ライブイベントの打ち合わせをしました。
ボランティア活動

大槌町赤浜:漁師「阿部力」

岩手県大槌町赤浜の漁師「阿部 力(あべ つとむ)」さん 大槌町にある「おらが大槌復興食堂」で出会い、 熱く熱く語り合い、 今は「きょうだい」と呼んでくれる、大槌の兄。 力さんの言葉が止まりました。 力さんが歯をくいしばってるように見えました。 力さんがもしかしたら、涙すらこらえているように見えました。 沈黙の後出てきた言葉は、 「そうであったらいいですね」 でした。 昨晩、NHK BS1の番組に、 大槌町を代表して、力さんが出演しました。 ドキドキしながら見ていました。 普段会う力さんとは違う、 苦悩の表情。 これは、テレビに出ている緊張とは違う、 どんな言葉を発していいのか、 必死に迷っているような顔に見えました。 モニターには、大槌町長が映し出され、 大槌町の復興計画の話を一生懸命しています。 その後、スタジオに戻って、力さんに話がふられました。
STAND WAVE

3.11 あの日を忘れない 東日本大震災 1周年祈念コンサート

ライブのお知らせです。 またまた急遽なのですが、 STAND WAVEのライブが 3月10日、 東日本大震災の1周年の前日に、 「横須賀」 で行われる事になりました。 「公益事業」 横須賀三浦教育会館の企画として、 STAND WAVEのコンサートが開かれることになりました。 被災地の現状などのお話と歌、 という形になります。 STAND WAVEの基本である、 「音楽のバリアフリー」 なので、お子さんも一緒でも大丈夫です。 久しぶりに、 地元横須賀での皆さんに聞いてもらえるライブなので、お時間が合いましたら、ぜひ起こし下さい。 よろしくお願いします。 ●2012年3月10日(土) ・公益事業 「3.11 あの日を忘れない 東日本大震災 1周年祈念コンサート」  主催:公益財団法人 横須賀三浦教育会館・三浦半島地区教育文化研究所 ・開場:17:30 ・開演:18:00(約1時間半) ・出演:STAND WAVE ・入場料:大人 800円 高校生以下 500円 ・場所:横須賀三浦教育会館 2階ホール (神奈川県横須賀市)  神奈川県横須賀市日の出町3-19-16  Tel:046-824-0683  ホームページ:http://ymkk.sakura.ne.jp/
STAND WAVE

「幸せの歌」大合唱  

「しあわせのうたをうたおう~  しあわせのうたをうたおう~  きぼうとぜつぼうをくりかえし~  しあわせのうたをうたおう~」 大合唱が起こりました。 最初は、椅子に座って、静かに聞いてくれていたみんなが、 立ち上がり、 手を挙げ、大きく振り、 満面の笑みで 一緒に歌ってくれました。 「STAND WAVEに出会えたことが奇跡です」 と生徒会長の彼が言ってくれた言葉が全てです。 さて、 2月27日。 横須賀市内にある中学校でライブをしてきました。 「ご縁」があり、 これから卒業する中学3年生へ、 エールと、そして震災から1年が経とうとしている中、 被災地の現状の話をしながら歌を歌って欲しい、 とオファーを受けました。 中学生を前に、 どんな話が出来るのか。 どんな歌が歌えるのか。 でも、 なんだか幕が開く前は、ワクワクしていました。 僕らが来ている「大槌 STANDING STANDING」の、 THE STREET BEATSさんとの奇跡のお話。 岩手県三陸の話。 自分の中学時代の話。
ボランティア活動

おらが大槌復興食堂のホームページ

僕が、岩手県の三陸に通い、今は帰省という気持ちになれた場所。 岩手県上閉伊郡大槌町にある 「おらが大槌復興食堂」 ここで、知り合いが、仲間になり、一生の友になりました。 大槌を訪ねる様々な人と知り合い、繋がり、 大切な大切な場所なんです。 何かお手伝いできないか、と思い、 この度 「おらが大槌復興食堂」 のホームページを作らさせて頂きました。 大槌の人の憩いの場に。 大槌を訪ねる人の交流の場に。 その為の道しるべです。
STAND WAVE

三陸ライブ日記

今回の岩手県三陸への訪問で、急遽ライブをしてきました。 17日の夜、釜石に到着し、そのまま、大槌の「おらが大槌復興食堂」へ。 夕食を食べながら、仲間とお酒を飲んでいると、 おらがのエース小川さんが電話をしながら近くに来て、 「カニさん、19日ライブ出来ますか?」 と聞かれたので、即答でお受けしましました。 19日は、 「いわて三陸復興食堂」と「おらが大槌復興食堂」の コラボレーションのイベントの日と聞いていて、 楽しみに参加予定だったのですが、まさか音楽で出演できるとは。 当日、会場は、100人くらいの人がいたでしょうか。超満員で、皆さんとても楽しんでいました。 賑やかな会話が復興食堂を包む中、ライブを始めました。 大槌への僕の熱い想いを話しながらライブをすすめていくと、 会場は段々静かになり、じっくり音楽を聞いてくれているのが分かります。 そして、目頭を押さえて涙している顔も見えてきます。 その顔を見て、僕も涙が溢れてきそうで、必死にこらえながら6曲、歌い切りました。 曲の途中から拍手が起きたり、 「ありがとう!」という声が聞こえたり、 今までの音楽活動では感じることが出来なかった感動に包まれました。 また来月来てライブをします、というと、大きな拍手に包まれました。 ライブが終わり、 沢山のサインを書かせてもらい一段落で座っていると、 ファンキーな大槌のおじさんが、写真を渡してくれました。 僕らのライブの写真を撮って、 すぐに家に帰ってプリントアウトして持ってきてくれたんです。 僕は、「大槌STANDING STANDING」のTシャツを着て歌いました。 この町に寄り添うこと。 そして、離れていても、共に歩み、生きていくことを実感した訪問でした。
ボランティア活動

「生きる力」とは

「こうやって来てくれるだけで、生きる力もらってるっすよ」 岩手県大槌町にある「おらが大槌復興食堂」で出会い、 意気投合し、2晩連続で、一緒にお酒を飲み、 同じ大槌町にある、瓦礫を集めて作ったおしゃれなレストランバー「APE」に移動中に、 漁師の阿部力さんが言ってくれた言葉です。 「生きる力」 宿泊客を救った女将、として、何度かテレビで見ていた、 釜石市にある「宝来館」の女将さん。 2階部分まで津波で被害を受け、 自らも津波にのまれ、奇跡的に助かり、 それでも、目の前が海の絶景の場所に再び、宝来館を再開させ、 まだ、エレベーターや部屋の鍵が使えないことを 何度も何度も謝りながら、 僕らを泊めてくれました。 帰り際に、STAND WAVEのCDを手渡し、 今、被災した子どもたちや、被災された場所を訪ねながら 音楽を届けている話をすると、 涙を拭きながら色々とお話をしてくれました。 従業員の方が、津波の傷が癒えず、半分の方が復帰出来ず、 復帰した方でも、午前中しか働けなかったり、 皆さん、とても心に大きな傷を抱えながら、 その人たちの、そして宝来館のある地区の子どもたちや将来を 必死に探し続ける女将さん。 話している途中から、顔が変わり、 とてつもなく強い芯と決意を持って宝来館を再開したことを教えてくれました。