波起の雑記

「希望がある」

「希望がある」 大地震が起きました。 我が家は海の近くなので、高台に避難しました。 停電の一夜でした。 次の日、テレビで見た光景はすさまじいものでした。 家族の無事が確認出来ました。 多くの方が、心配の連絡をくれました。 みんなピリピリしています。 いつもは仲良しなのに、一緒にいると苦しくなったりします。 つい、ネガティブな話ばかりしてしまいます。 不安をあおられます。 でも、 僕らには 「希望がある」 遠い誰かを思ったり、 隣の人に声をかけたり、 人と人との繋がりが、 より鮮明になる中で、 その中にある 「愛」 を感じます。 誰かを責めるより、 誰かを信じましょう。 出来なかったことより、 出来たことを探しましょう。 サイレンにおびえる夜にこそ、 笑いましょう。 どうか 「希望」 を忘れず、 「愛」 をもっていきましょう。 「希望がある」 これを信じています。
STAND WAVE

本当に大事なものは 目に見えないのかもしれない

大切なものは何か。 そういったことをとても考え、 そして感じさせてくれました。 「つながり」 かけがえのないものを感じることが出来ました。 10月30日に予定されていた長井小学校の運動会は、 台風や大雨の影響で、 11月2日に延期になりました。 さて、昨日、 秋晴れの中、運動会が行われました。 僕は、「来賓」という、 なんとも凄そうな場所に招待されました。 朝礼台の横に張られたテントの下の椅子に腰をかけると 向こう側に座った子どもたちが大声で 「なみく~ん!」 と呼んでくれています。 大きく手を振ります。 みんな僕のことを覚えていてくれて、 それも、遠くから発見してくれて、 いっせいのせ~、で呼んでくれたんです。 それからは、 テントの前を通るときは、 手を振ってくれたり、名前を呼んでくれたり、 後ろから会いに来てくれたり、 多くの子どもたちと触れ合いました。 さて、 今回の運動会の、僕らとしての目玉、 3年生の発表が近づいてきました。 プログラムを見ながら、 ドキドキしながら、その時を待ちました。 子どもたちは、 今日の為に用意した衣装を身にまとい、 校庭の真ん中に集まり、 曲が始まりました。
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100人分の「ありがとう」

「苦手だった音楽が好きになりました」 「また、なみくんと歌いたいです」 「将来の夢が決まりました」 「緊張したけど、とても楽しかったです。また録音したいです」 「お腹から声を出したら、歌がうまくなりました」 沢山の言葉が、届きました。 長井小3年生のレコーディング。 無事終わり、編集作業も済み、 完成版を学校の先生に渡してきました。 「号泣です」 渡した直後に、先生からこんなメールをもらいました。 7月に1回目のレコーディングをした時に比べ、 驚くほど歌に自信を持ち、 歌う喜びに溢れた 子どもたちの声が、 大人の心を揺さぶります。 出来上がりを何度も聞きました。 いまだに鳥肌が立ちます。 完成版を聞いた子どもたちが、 今回のレコーディングについての感想文を書いてくれました。 100人分の気持ちが詰まった原稿用紙を受け取りました。 丁寧に丁寧に、1枚1枚じっくりと夫婦で読みました。 子どもたちの素直な気持ちが沢山伝わってきました。 ミュージシャンとして活動しています。 それは、 自分たちの曲を発信する活動であります。 でも、それだけではなく、 こうして、 「音楽」 という可能性を伝えることが出来るんだ、 ということを、僕らが教えてもらいました。
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録音編集と洗濯機

先日、長井小学校で録音した 3年生の歌声をミックスしています。 ミックスというのは、 録音したそのままの状態にお化粧をしてあげる、 というような作業です。 声の低域と高域をカットすることで、 子どもたちの一番張りのある部分が前に出てきて、 歌に迫力が出ます。 声の声量のばらつきを整えて、 安定感を加えます。 ただ聞いただけでは、 どこをミックスしたの、 というくらい分からない、細かい作業をするんです。 ありのままの良さ、というのも当然ありますが、 薄化粧をすることで、 その人の魅力が引き出されるように、 写真を撮るときに ライティングでイメージが変わったり、 音楽でも、そんなことをしています。 出来上がりにはもう少し時間がかかりそうですが、 楽しみながらやっていきたいです。 と、思ったら、 洗濯機が壊れました。
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子どもたちは笑顔で歌う

今日は、先週に引き続き、 僕らの住む、 横須賀市長井にある 「長井小学校」 に行ってきました。 いよいよ本番のレコーディングです。 7月、 初めて学校に機材を持ち込み、 3年生の歌声を録音しました。 その時は、 みんなとも初対面で、 みんなも知らない大人を前に緊張気味。 そのままレコーディングに突入したので、 緊張感たっぷりでした。 でも、今回は、 先週、歌唱指導に行き、 みんなとも仲良くなり、 楽しく本番を迎えられました。 レコーディングの前からみんなの顔がキラキラしています。 まず最初に全員で歌った後、 男の子だけ集めて、録音開始。 その後、女の子です。 今回は、歌詞も全部覚えたので、 歌詞カードを持たず、 マイクの後ろに立つ僕の方をじっと見ながら 満面の笑顔で歌います。 こんなにも変わるのか。 子どもたちの歌声には張りがあり、 伸びやかで、 聞いているこちらも気持ちよくなります。 一生懸命歌った後は、みんなぐったりしていましたが、 とても充実感に溢れた顔をしていました。
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長井小で歌唱指導の巻

さて。 今日は、 STAND WAVEとして、 僕の住む、横須賀市長井にある、 長井小に招かれました。 「歌唱指導」 です。 先生です。 以前、このコラムでも書いたのですが、 長井小の3年生が、 今年の運動会で、 自分たちの歌声でダンスを踊る、 というのを企画していまして、 その歌声をレコーディングしたのですが、 やはり、 初めての経験、 ということもあり、 子どもたちも緊張して、 なかなか思い通りに実力を発揮することが出来ませんでした。 先生方と色々と相談した結果、 僕が、歌唱指導し、 再度レコーディングしてはどうか、 ということになりました。 ということで、 朝9時から小学校へ。 3年生は3クラスあるので、 それぞれに1時間ずつ、 計3時間、音楽をしてきました。 ただ、 大切なことは、 本番で子どもたちが思い切り歌えることです。 ですので、 細かい音程などを指導する、 というよりは、 コミュニケーションを沢山取って 当日リラックスして望める、 という形を作りたいと思いました。 さて、 人の名前を呼ぶ、 という行為は非常に難しく大切なことです。 当初、子どもたちは、 僕のことを 「お兄さん」や「ねえ」などと呼んでいました。 それでは心は通じません。
波起の雑記

幸せな体験が人生を豊かにしていく

人に頼まれごとをされると、 とても嬉しい気持ちになります。 「自分が必要とされている」 と実感出来るのです。 人は人と共に生きていきます。 一人きりでは生きていけません。 今日は、毎月恒例の長井の朝市に、 お手伝いに行ってきました。 今年の2月から、毎月かかさずお手伝いにいっています。 最初は、 「誰?」 という感じだったのですが、 だんだん、僕のことを知ってもらえて、 漁師さんから声をかけてもらえるようになりました。 帰り際には、 魚やわかめなどを袋いっぱいくれて、 それをご近所さんにお裾分けしたりしています。 それがとても嬉しいんです。 人と人が信頼関係を築くには、 誠意と時間がかかると思っています。 僕は「長井」が大好きなので、 この町でずっと生きていきたいと思っています。 ですので、 この町の人たちと信頼関係築けていけたらと思っています。
波起の雑記

海は生きている

大好きになった海。 長井の海。 毎日の様に行った海。 ある日、泳いでいて海草を手でかき分けたら、 ちくちくと手に電気が走りました。 「チンクイムシ」 というのに、数カ所もさされて、 痛くて痒くて。 それ以来、少し海が怖くなりました。 とうとうクラゲの季節です。 海には大量にクラゲが発生。 泳げなくなりました。 長井には、夏休みや週末には、 沢山の人が、 海でバーベキューをしたり、 海水浴をしに訪れると、今年知りました。 前の国道は渋滞します。 色んな事を知れた夏が、 確実に音を立てて終わろうとしています。
波起の雑記

山があり、谷があり

こんにちは。 ご無沙汰のコラム更新となりました。 色々ありました。 久しぶりに、埼玉の実家に帰省したり、 追浜コミュニティーセンターでライブをしたり、 長井の朝市に参加したり、 「のんびりするためにここに来たんでしょ?」 僕の大好きな漁師さんから言われました。 「はい!」 僕は、 色々ありますが、 とにかく、 のんびりするために、 長井に来ました。 そして、 お盆も終わり、 夏の終わりに、 あらためて、 ゆっくり過ごす、 ということと向き合っています。
STAND WAVE

小学校でレコーディング

僕の住む、横須賀市長井には、 「長井小学校」 という学校が一つだけあります。 なので、 長井の子どもたちのほとんどは、 この小学校に通っています。 地元でのゴミ拾いなどを通じて、 学校を何度か訪れたりしていたのですが、 ひょんなことから、 学校からオファーを受けました。 「子どもたちの声を録音して、  その歌声に合わせて、運動会でダンスを踊りたい」 運動会の発表と言えば、 伝統的な民謡などを使うことが多いのですが、 そんな中で、 今時の音楽で、今時のダンスを。 そんな新しい試みをしたいと、伝えられました。 STAND WAVEは、 自宅でレコーディングをしています。 現在は、機材やソフトも発達して、 自宅でも、高音質のレコーディングが出来るようになっています。 また、ノートパソコンを持ち出せば、 どこでもレコーディングが出来ます。 それを生かして、 学校でレコーディングをすることになりました。 小学校3年生。 今日のレコーディングの為に、 一生懸命、歌を練習してきました。