わざわざ、岩手県大槌町から、ぼくらを訪ねてくれた、大槌の仲間たち。
最高の夜でした
突然、岩手県大槌町の
「おらが大槌復興食堂」
の、キミオさんから電話がありました。
「カニさん、折り入ってご相談があるのですが、明日空いてますか?」
僕らは即答で了解しました。
久しぶり、とは言っても、
2週間ぶりなのですか、
みんなにずっと会いたかったんです。
「明日、東京に行きます。
本当は横須賀まで行きたいんだけど、
俺たち、行き方がわかんねぇから」
という電話でした。
なので、渋谷で待ち合わせをしました。
いつも、大槌で会っている、
マサミチさん、キミオさん、マモルさん、ゲンさん。
その4人が、大槌を代表して、
僕らに会うために
大槌からきてくれたんです。
そして、
彼らが考えている
「大槌ツーリズム」
の計画、
そして、新たなホームページの立ち上げや
ライブイベントの打ち合わせをしました。
それはそれは熱い話し合いで、
涙をこらえながら、
笑顔で話しました。
そして、彼らの提案、要望について、
快諾しました。
一通り、大切な話が終わった所で、
僕らが、憧れてやまない、
THE STREET BEATSのOKIさん登場。
僕は舞い上がってしまって、
何を話しているか分からず
とにかく、僕らの
大槌の想いを伝えました。
帰り際、OKIさんが、僕を強く抱きしめてくれて、
「よろしく頼む」
と、耳元で言ってくれました。
日本の文化には、とても美しく素晴らしいものがあります。
「礼」
「礼を尽くす」
僕は16日から4泊で大槌に訪ねます。
でも、来てもらって、はなしをして、
というより、
自分たちが頼みたいことがある。
だから会いにくる。
彼らの、人に頼み事をする時の
「礼」
です。
僕も、礼を尽くしてみんなと仲間になりました。
そして、彼らも礼を尽くして会いに来てくれます。
その、大切な人との心の交流を
何よりも大切にしています。
彼らはそういった、素晴らしい人たちです。
だから大好きなんです。
夜2時までお酒を飲み、
渋谷の街に出ました。
キミオさんがぽつり。
「昨日は復興食堂にいて、
今日は渋谷にいる
何か変な感じだ」
大槌復興食堂は、夜九時までで、
そとに出ると、町の明かりすらない
漆黒の闇です。
渋谷は、煌煌と明かりが灯っていました。
どちらが現実か分からなくなりそうな中、一緒に笑いました。
この現実と共に、みんなとあるいていきます。
夜の渋谷の街で、僕は大声で叫びました。
「大槌サイコー!!!!」
そしたら、みんなが拍手をしてくれました。
とても幸せな夜でした。