夜のApeは、昼とは違い幻想的。
ビニールシートで覆っただけと想えない素敵な空間。
ソーラーのらやさんの、ソーラーカー。
奥に見えるのApe
岩手県大槌町吉里吉里。
cafe & bar 「Ape」
僕にとって、とても大切な場所。
大切な人。
午後2時過ぎ、
お客さんもいなくなり、
ノリさんや、カズ兄と、
暖かな昼下がりを過ごす。
「マジックタイム」
といつしか呼ぶように
なっていました。
このApeも、
基礎の解体、盛り土により、
計画は変更されるかもしれませんが、
今年中に場所を替えなければならなくなります。
それは、
「復興」
とうい名の一歩かもしれませんが、
廃材を集め、
全て手作りで作り上げられた、
みんなの想いが沢山詰まった場所。
まだ、いまだに夜になると真っ暗な
大槌町吉里吉里の町に光を灯し続ける場所。
そこで、
今日、RIA + ノリシゲさんのライブが行われています。
ソーラーのらやさんのご協力のもと、
全て自然エネルギーだけを使ったライブ。
僕も、出来るだけ省エネルギーの
機材を、郵送させて頂きました。
本当は、そこにいたかった。
奇跡の瞬間に。
Apeの周りを見渡せば、
そこは、ノリさんの実家の跡地であり、
津波で流された跡がまだまだ沢山残る場所。
過酷さ、大変さを語ったらきりがないなか、
彼らは、その場所で、
自然エネルギーを使ったライブをしているんです。
自然の驚異、
エネルギーの大切さを知った彼らが、
その場所から、発信しています。
多くの大槌の仲間が駆けつけています。
そこにある大切な瞬間。
これから、ますます、
大きく変わっていくでしょう。
でも、
この「心」は、ずっと変わらないと想うんです。
場所は変わるでしょう。
でも「Ape」の「マジックタイム」は変わらないでしょう。
横須賀から、「歩きましょう」をダウンロードし、
延々と流しながら、Apeを想っています。
素晴らしき夜に。